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人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の京本大我さんの初めての写真展「視点と始点」が、東京・渋谷のMIYASHITA PARK内のアートギャラリー「SAI」で、3月3日から開催される。2日、プレス取材会が行われ、京本さんが開催のきっかけや思い入れのある作品について語った。
写真展開催のきっかけとも言えるのが、昨年12月の30歳の誕生日に発売した、京本さんの初のソロ写真集「Retrace.」。「いろんな場所を訪れながら、20代最後の年を追いかけていただくというコンセプトで、その行く先々での自分でも撮影していた」という。
写真集の撮影は2023年12月にスタート。「半年ほどたったころ、撮りためた写真をスタッフさんに共有したら、『それ、撮るんですね』『そこが気になったんですね』と言われることが多くて、もしかして僕なりの視点があるのかもしれないと、一つの自信にもなりましたし、せっかくなら皆さんに、20代最後の1年間に見てきた僕からの景色を、写真集とはまた違う形で皆さんにお届けできたらなと思って開催することになりました」と話した。
タイトルの「視点と始点」については、「スタッフさんの言葉から“視点”っていうのを入れたいなとまず思ったんですけど、それと同時に同じ読み方の“始点”が頭に浮かんできて、何か結びつけられる気がしたんです」という。「おこがましいですけど、自分が見てきた景色や視点を皆さんと共有することで、なにかのスタートや、ずっとやってみたいと思ってたけれど忘れてたことを思い出すきっかけになれば、僕がこの展示をやる意味がより生まれてすてきだなと思いました」と力を込めた。
会場には、京本さんが1年間で撮影した97点の作品が並ぶ。写真を選んだ当初は500枚ほどになってしまったといい、「皆さんが疲れないレベルで枚数を減らしていかなきゃって思うと、やっぱり100枚前後かな、と。もどかしい思いもしながら、400枚削りました」と振り返る。会場の選定や印刷、展示スペースの照明までこだわりぬき、「僕のわがままを100%表現してくださったスタッフさんに本当に感謝しています」と話した。
特に思い入れがあるのは、一輪の花から勢いよく飛び立つチョウの姿を瞬間的にとらえた「そして、翔べ。」と題した作品。「間違いなく展示会で見せたいな、と撮った瞬間に思いました。(写真展で販売する)グッズにもなっていますし、自分としては奇跡の瞬間というか貴重な思い出の1枚」だという。
カメラを持つようになって「生き物への関心が強くなった」と自身の変化も明かす。「生きざまや生活感みたいなものがすごくすてきだなと思っていて。もともと虫は得意じゃないんですけど、なぜかレンズを通すと苦手意識がなくなるんですよ。ハチにも近づくことができたし。もう普段からカメラを持ってくればいいんだと思ったぐらい、苦手な虫がいとしく思えるんですよね」と笑顔で話した。
写真展は24日まで。チケットは全日程が完売しているが、オンライン配信版の開催が決定した。「本当にたくさんの応募をいただき、僕の想像を超える数の皆さんに『見たい』と思っていただけたんだということで、来られない方々にもちょっとでもこの写真展の世界観が伝わるといいなという思いで決定しました。内容はこれから詰めていきますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」とアピールした。