イノセンス:4Kリマスター版上映 “バトー”大塚明夫が20周年振り返る 故・田中敦子さんの言葉を思い出す

「イノセンス」の一場面(c)2004 士郎正宗/講談社・IG,ITNDDTD
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「イノセンス」の一場面(c)2004 士郎正宗/講談社・IG,ITNDDTD

 士郎正宗さんの人気マンガ「攻殻機動隊」の劇場版アニメ「イノセンス」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の4Kリマスター版が2月28日からTOHOシネマズで上映されることを受けて、バトー役の大塚明夫さんがコメントを寄せた。大塚さんは、昨年8月に亡くなった草薙素子役の田中敦子さんの言葉を引用し、「イノセンス」の20周年を振り返った。4Kリマスター映像を使用した最新予告もYouTubeで公開された。

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 2004年に劇場公開され、昨年20周年を迎えた「イノセンス」が約20年ぶりにスクリーンでロードショー公開されることになった。4Kリマスター版が劇場上映されるのは初めて。
 大塚さんは「イノセンス公開。あれから20年の月日が流れたのかと思うと人生の短さを実感します。当時私は45歳。たくさんの出来事、さまざまな紆余曲折を経て65歳になりました。己が人生のありようがこんなにも変わるものかと呆然としております。亡くなってしまいましたが、草薙素子役を務めた田中敦子氏が『義体化出来ればいいのに……』とつぶやいていたのを思い出します。加齢による肉体の劣化が招くパフォーマンスの低下は演者にとって恐怖でしかありませんが、まだまだ義体化はかなわなそう……。手入れをしながら芸を磨いてまいります! イノセンス、ぜひ大画面でお楽しみください」とつづった。

 1995年に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は、草薙素子ら公安9課(攻殻機動隊)が国際手配中のハッカー、通称・人形使いを追うことになる……というストーリー。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気を集めた。2021年9月に4Kリマスター版が公開された。

 「イノセンス」は、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の3年後の2032年が舞台の続編で、日本のアニメとしては史上初めて、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたことも話題になった。


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