宇宙戦艦ヤマト全記録展:庵野秀明が企画・プロデュース 幻の企画書 貴重な資料続々

「宇宙戦艦ヤマト全記録展」に展示される資料(c)東北新社/著作総監修 西崎彰司
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「宇宙戦艦ヤマト全記録展」に展示される資料(c)東北新社/著作総監修 西崎彰司

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送50周年を記念した企画展「宇宙戦艦ヤマト全記録展」が3月15~31日に東京・渋谷の西武渋谷店で開催される。「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、今の自分はなかった」と語る庵野秀明監督が企画・プロデュースした企画展で、特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)が保管する資料の中から、当時の企画書やキャラクター、メカニックなどの設定画をはじめとする貴重な資料の展示する。オリジナルグッズも販売する。

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 立ち上げ当時の幻の企画書、設定資料や背景画、セル画などの中間資料を全26話のエピソードに沿って展示。作品を追体験しながら、アニメ史の礎を築いた名作の原点を感じられる展示になるという。

 1974年放送のテレビアニメ第1作からリメークシリーズまでの歴史を時系列に紹介。当時のレコードや懐かしのアイテムをはじめ、巨大ヤマト艦の模型も登場する。館内の365cafeに、コラボカフェがオープンし、特別メニュー、名場面をモチーフにした料理やドリンクを提供する。

 庵野監督は「日本の『アニメ』は、半世紀前の1974年10月6日に放映された『宇宙戦艦ヤマト』から始まりました。その時『宇宙戦艦ヤマト』というエポックな作品に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。その『ヤマト』に多大な恩と人生に影響を受けた感謝と敬意と恩返しを込めて、『宇宙戦艦ヤマト』の現存している資料を可能な限り後世に遺し、全記録展のような形でより多くの人に、見て、知って、心に感動を記憶し、広く世界に伝えていただければ幸いです。まずはこの3月、東京渋谷から始めて行きたいと思います。よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。

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