鬼滅の刃:舞台「襲撃 刀鍛冶の里」 黒死牟役は加藤和樹、童磨役は浦井健治 ビジュアル公開

「舞台『鬼滅の刃』其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里」の「上弦ビジュアル」(C)吾峠呼世晴/集英社(C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会
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「舞台『鬼滅の刃』其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里」の「上弦ビジュアル」(C)吾峠呼世晴/集英社(C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガ「鬼滅の刃」の舞台版の新作となる5作目「舞台『鬼滅の刃』其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里」の上弦の鬼のキャストが発表され、加藤和樹さんが上弦の壱の黒死牟、浦井健治さんが上弦の弐の童磨をそれぞれ演じることが分かった。黒死牟、童磨のキャラクタービジュアルも公開された。同舞台では、鬼舞辻無惨によって上弦の鬼が無限城に招集される“上弦集結”のシーンの映像が流され、加藤さん、浦井さん、上弦の参の猗窩座役の蒼木陣さんが映像出演する。

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 同舞台の製作発表会が1月20日に行われ、上弦の鬼のキャストが発表された。黒死牟役の加藤さんは「『週刊少年ジャンプ』原作の作品にはいくつか出演させていただいているのですが、今年は『鬼滅の刃』という作品で舞台に立てることをうれしく思っております。前回の『遊郭潜入』を拝見し、本当に感動して泣きました。この世界の中に自分が飛び込むことはプレッシャーもありますが、今回は映像での出演ですが黒死牟としての務めを果たし、ファンの皆様の期待を裏切らないような黒死牟を目指して頑張ります」と語った。

 童磨役の浦井さんは「僕は『鬼滅の刃』の原作、アニメの大ファンでして、この世界に参加させていただくなんて夢にも思っていなかったので、オファーをいただいた時は悶絶しましたし、撮影でヘアメークや衣装を身に付けた時は『夢ってかなうんだ』と思いました。そして個人的なことですが、童磨はアニメで宮野真守さんが演じられている役で、再び宮野さんの役を舞台で演じる機会をいただいたことを光栄に思います。ご本人にも報告してエールをいただきましたので、それを胸に童磨を自分らしく頑張っていけたらと思います」と話した。

 猗窩座役の蒼木さんは「『無限夢列車』で出演させていただいた時は、出番が約15分ほどの中にシーンが凝縮されており、ずっと走りつづけていたので本当にハードだったのですが、それを経たことで自分の指標の一つになりました。原作が大好きで、初演を見て衝撃を受け、人生の中でも最高潮に準備をしてオーディションに臨んだので、前回の猗窩座を経てこうして上弦の仲間が舞台上で集えるというのは感慨深いものがあります。今回は映像出演ですが、大先輩方の胸をお借りして、一緒に上弦の鬼としてのすごみや歴史を乗せていきたいと思います」と語った。

 脚本・演出の元吉庸泰さんは「あらゆる戦場を駆け抜けてきた皆様と舞台上で相まみえるなんて、こんなに美しく楽しいことはないと思っております。そして、非常に大きなたすきを手元に持っていると思っております。一つはこれまでシリーズをつないで来られたキャストの皆様、スタッフの皆様、先代の演出家のたすき。もう一つは吾峠呼世晴先生が本当に魂を削って書いたこの物語をどうやって紡いでいくかというたすきです。1年前からずっとスタッフと話し合い続けていまして、作っていくのがとても楽しみです。いい演劇が作れたらと心から思っておりますので、一生懸命頑張ります」と思いを語った。

 新作は、上弦の鬼に襲撃された刀鍛冶の里を守るべく、竈門炭治郎が妹の禰豆子たちと共に激闘を繰り広げることになる。元吉さんが脚本・演出、和田俊輔さんが音楽を担当する。東京・天王洲 銀河劇場で4月11~20日、兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで4月25~27日に上演される。

 舞台版は、2020年のシリーズ1作目以降、2021年に2作目、2022年に3作目、2023年には4作目を上演してきた。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊へ入隊する……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。

 テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が2023年4~6月、「柱稽古編」が2024年5~6月に放送された。劇場版「無限城編」が2025年に公開されることも話題になっている。

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