雨と君と:テレビアニメが7月スタート 藤役に早見沙織 鎌倉有那、佐藤聡美、湯本柚子も

「雨と君と」のキービジュアル(冬バージョン)(C)二階堂幸・講談社/雨と君と製作委員会
1 / 18
「雨と君と」のキービジュアル(冬バージョン)(C)二階堂幸・講談社/雨と君と製作委員会

 マンガ誌「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の二階堂幸さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「雨と君と」が、7月から放送されることが分かった。キャストも発表され、早見沙織さんが、主人公である雨が好きな小説家の女性・藤(ふじ)を演じることが分かった。クールビューティーな藤の親友・ミミ役の鎌倉有那さん、癒やし系な藤の親友・レン役の佐藤聡美さん、好奇心旺盛な小学1年生、クラウゼ・エラ・希依役の湯本柚子さんが出演することも発表された。主人公の藤と、藤に拾われた犬(?)の「君」が雪の中でたたずむキービジュアルの冬バージョンも公開された。

あなたにオススメ

 「タヌキとキツネ」「上野さんは不器用」などの月見里智弘さんが監督を務め、「う
らみちお兄さん」「ランウェイで笑って」などの待田堂子さんがシリーズ構成、「からかい上手の高木さん3」の作画監督を務めた大和田彩乃さんがキャラクターデザインを担当する。レスプリが制作する。

 早見さんは「以前PVの音声を担当させていただいた時、原作を一気読みして、あまりの物語の美しさと絵柄の繊細さに心が揺さぶられました。アニメ化オーディションの時も、再びこの作品に関わりたいと願ってやまなかったので、ご縁をいただいたときは本当にうれしかったです。藤という人を声でも表現できるように、アフレコでは一話一話を大切に、丁寧に、それ故にもがくように必死に収録しています。君とは、心の相棒のような感覚で、共に作品に向き合っています」とコメント。

 鎌倉さんは「この度ミミ役を演じさせていただくことになりました、鎌倉有那です。初めて原作を読んだ時、心がほっと温まるすてきな読後感が味わえる作品だと感じました。何気ないやりとりの中にそっとにじむミミの可愛らしさをうまく表現できればいいなと思います。移り変わる天気のような日常の中で、皆さまの心がほっと癒やされる時間になりますように。お好きな飲み物と、心の中でタヌ……犬?を抱きしめながら、ぜひお楽しみください!」と話している。

 佐藤さんは「私は、二階堂幸先生の作品が大好きでファンでとりこです。『雨と君と』ももちろん読んでいて、もっと多くの方にこの作品の面白さを知ってもらえたらいいな~と思
ってました。そんな折にいただいたオーディションの話。レン役に決まったよと聞いた時は、うれしくてうれしくって事務所中に響くくらいの大きな声をあげて喜んじゃいました……! レンちゃんは、ふわふわした自由な人だけどみんなを見守る時の目がすごく優しくて 何気ない言葉で空間をちょうど良い暖かさにしてくれるんです。そんな彼女が大好きなので、同じ目線で世界を見て、一緒に生きる時間をもらえたことがとても光栄です。いちファンとして、私が読後に感じている以上の幸福感をアニメをご覧くださる皆様にもお届けできるよう努めて参ります……!! どうぞご期待ください」と思いを語っている。

 湯本さんは「みなさま初めまして、クラウゼ・エラ・希依役を演じます、湯本柚子です。周りのキャストさんやスタッフさんたちに優しく支えてもらいながら、 きいちゃんのふわふわした可愛らしさと、好奇心旺盛で勉強熱心なところをしっかりと表現できるように頑張って演じました。 原作や台本を読む度に、きいちゃんのような友達、私もほしいなって思っています。 早くみなさんに放送を見ていただきたいし、私自身もとっても楽しみです!」とコメントを寄せている。

 月見里監督は「原作の魅力である美しさとおかしさの共存を楽しみながら、その世界にずっと浸っていたくなるような優しい世界のフィルムを目指しました。たぬ……君、のように皆様のそばにちょこんと寄り添える癒やしの作品になれたらうれしいです」と話している。

 同作は、雨降る夜に出会った“1人”と“1匹”のほっこりと尊い日常が描かれている。X(ツイッター)で発表されたマンガが話題になり、「ヤングマガジン」で連載されることになった。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:月見里智弘▽シリーズ構成:待田堂子▽キャラクターデザイン:大和田彩乃▽アニメーション制作:レスプリ

 ◇キャスト(敬称略)

 藤:早見沙織▽ミミ:鎌倉有那▽レン:佐藤聡美▽クラウゼ・エラ・希依:湯本柚子

写真を見る全 18 枚

アニメ 最新記事