2024年12月、前年(2023年)と比べ検索数が急上昇した人物や作品、商品をランキング形式などで発表する「Yahoo!検索大賞2024」で俳優部門1位に輝いた河合優実さん。大ヒットした「不適切にもほどがある!(ふてほど)」(TBS系)を皮切りに、ドラマや映画、劇場版アニメ、CMへの起用と、1年を通して印象的な活躍を見せたことは間違いない。そんな河合さんの2025年以降を占ってみたい。
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河合さんは2000年12月19日生まれ、東京都出身の24歳。2019年にデビューし、2021年公開の映画「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」の演技が評価され、「ブルーリボン賞」をはじめ、数々の映画賞で新人賞を受賞。2023年、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(かぞかぞ)」(NHK)で連続ドラマ初主演を果たす。
2024年は1月期放送の「ふてほど」で大きな注目を集めると、4月スタートの深夜ドラマ「RoOT/ルート」(テレビ東京ほか)で、地上波ドラマ初主演(坂東龍汰さんとのダブル主演)。また「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(6月28日公開)では声優に初挑戦し、主演を務めた映画「あんのこと」「ナミビアの砂漠」が、それぞれ6月と9月に公開されるなど、コンスタントに話題を振りまいた。
同年は「かぞかぞ」の地上波放送もあったが、父を亡くし、母は車いす生活、弟はダウン症という家庭環境に、時に押しつぶされそうになりながら猪突猛進する主人公の約10年の歩みを、抜群の演技力で表現と、改めてその実力を証明する形に。「ユニクロ」をはじめとする企業CMにも次々と起用され、契約社数は2023年の2社から7社へと急増したことも忘れてはならないだろう。
そんな充実の2024年を経て、迎える河合さんの2025年はどんな年になりそうなのか。出演映画の公開に加えて、見逃せないのが今田美桜さん主演の2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」で、ヒロインの妹(次女)を演じることだ。
改めて説明すると「あんぱん」とは、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、小松暢さん(1918~93年)夫婦をモデルに、まだ何者でもなかった二人が、あらゆる荒波を乗り越え、アンパンマンにたどり着くまでの、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。
朝ドラはある種の“ホームドラマ”で、ヒロインの家族やきょうだい、またはそれに近しい存在に視線が注がれやすい作品であり、中でも、ある一定の視聴者にとって妹ポジションはどこか特別。作品の注目度が高まれば高まるほど、妹役のキャストに対して「未来の朝ドラヒロイン」としての姿を見いだしてしまうことも多く、今回、ヒロインオーディションから抜てきされた河合さんにも、「数年後には朝ドラヒロインに」と期待する声が上がっている。
ここ10年の朝ドラで、そういった周囲の勝手な期待を現実のものにしたのが、土屋太鳳さん、杉咲花さん、清原果耶さんの3人。土屋さんは2014年度前期の「花子とアン」のヒロイン妹役を経て、翌2015年度前期の「まれ」でヒロインになり、その後、杉咲さんが2016年度前期の「とと姉ちゃん」から2020年度後期の「おちょやん」、清原さんも2019年度前期の「なつぞら」から2021年度前期の「おかえりモネ」と、土屋さん同様“朝ドラヒロインの妹→朝ドラヒロイン”ルートをたどった。
河合さんも彼女たちと同じように「あんぱん」の妹役が、2025年以降のさらなる“大役”の序章となるのか、引き続き注目したい。
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