【推しの子】:4年半の連載に幕 赤坂アカ×横槍メンゴの衝撃作 アニメ化、実写化も話題に 最終巻に“とある真相”

「【推しの子】」が最終回を迎えた「週刊ヤングジャンプ」50号(左)と最終回のカラー扉ページ (C)週刊ヤングジャンプ2024年50号/集英社 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社
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「【推しの子】」が最終回を迎えた「週刊ヤングジャンプ」50号(左)と最終回のカラー扉ページ (C)週刊ヤングジャンプ2024年50号/集英社 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ「【推しの子】」が、11月14日発売の同誌50号で最終回を迎え、約4年半の連載に幕を下ろした。同作は、2020年4月に「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさんと、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんが共同名義で連載をスタートし、緻密な取材に基づき芸能界の光と闇を描き出し、テレビアニメも人気を集めている。実写ドラマの配信、実写映画の公開も控える中、人気クリエーター2人による衝撃作が完結を迎えた。

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 同号では、12月18日に同時発売されるコミックス最終16巻の通常版と、特別カバー仕様のブックスタンドとシール付きの特装版「【推しの子】16 SPECIAL EDITION」のカバーも公開された。最終16巻には、同作の“とある真相”が明らかになる描き下ろしエピソードが合計24ページ分収録される。特装版のカバーは、赤坂さん、横槍さんのこだわりを最大限に詰め込んだという別デザインで、キラキラとした箔(はく)押し加工が施される。

 ストーリーを振り返る完結記念ムービーが、11月14日午後7時からYouTubeで公開される。テレビアニメ第11話「アイドル」で披露された新生B小町の楽曲「STAR☆T☆RAIN」のアレンジ版を使用したエンドロール風の演出となっている。

 “推し”キャラクターや作品に対するメッセージを投稿できる完結記念特設サイト「FAN ARENA」が、11月14日午後7時にオープンする。最終16巻が発売される12月18日から「【推しの子】」のキャラクターたちが東京ドームシティ(文京区)をジャックする宣伝企画「【推しの子】 THE LAST STAGE in TOKYO DOME CITY」がスタートする。「全アイドルの夢の舞台『東京ドーム』へ。」をコンセプトとした企画で、東京ドーム正面ゲート横に特別なビジュアルが登場するほか、特設サイト「FAN ARENA」内に投稿されたメッセージを一部の演出に使用したライブ風特別映像、スペシャルムービーも放映される。

 公式コミュニティー「【推しの子】公式コミュニティ 苺プロ広報部」も始動した。作品の感想やファンアートなどを投稿し、他のファンたちと交流することで、作品を楽しむコミュニティーで、苺プロの広報部員になったつもりで、日々の“推しごと”を発信、交流できる。コミュニティー限定グッズの第1弾として、キャラクターがデザインされた「苺プロ会員証アクリルキーホルダー」(全6種)が発売される。

 赤坂さんが原作を手掛ける新連載が、「週刊ヤングジャンプ」で2025年春にスタートすることも発表された。赤坂さんと、「ギークサークルクライシス 姫の恋路はバグだらけ」などのあおいくじらさん、「終末のワルキューレ」の作画担当のマンガ家ユニット「アジチカ」による制作チームが結成された。メルヘンな世界で繰り広げられる王子様とお姫様の愛の物語が描かれる。

 「【推しの子】」は、突然の死を遂げた天才アイドル・アイがのこした双子の兄妹の物語が描かれた。双子の妹・ルビーは母に憧れ芸能界に入り、兄・アクアはアイ殺害の協力者であろう実の父親への復讐を誓う。コミックスのシリーズ累計発行部数は2000万部以上。

 テレビアニメも人気を集めており、2023年4~6月に放送された第1期では、音楽ユニット「YOASOBI」によるオープニングテーマ「アイドル」が大ヒットし、「第74回NHK紅白歌合戦」のパフォーマンスも話題になった。第2期が7~10月に放送された。第3期の制作も発表されている。

 実写映像化も話題になっており、全8話のドラマがPrime Videoで11月28日午後9時から独占配信され、12月20日には映画が全国公開される。アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの齋藤飛鳥さんがアイ、俳優の櫻井海音さんがアクア、アイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」の元メンバーの齊藤なぎささんがルビーを演じるなど豪華キャストが出演する。12月には2.5次元舞台の上演も控えている。

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