クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-:テレビアニメ化 田口清隆がアニメ監督初挑戦 白石晴香、田村睦心、中村悠一出演

「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」のビジュアル(c)Yuji Iwahara/LDF/クレバテス製作委員会
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「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」のビジュアル(c)Yuji Iwahara/LDF/クレバテス製作委員会

 ウェブマンガサービス「LINEマンガ」で連載中の岩原裕二さんのマンガ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」がテレビアニメ化されることが分かった。「ウルトラマン」シリーズなど多くの特撮作品を手掛けてきた田口清隆さんが、アニメの監督に初挑戦し、Lay-duceが制作する。アリシア役の白石晴香さん、クレン役の田村睦心さん、クレバテス役の中村悠一さんが声優として出演することも発表された。

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 原作者の岩原さんは「『クレバテス』は自身の作品としては初のファンタジーもの。子供の頃から慣れ親しんだ題材だったのですが、意外にも今回が初挑戦となりました。それだけに気合も入っていますし、思い入れもあります。全編カラー化など新しい挑戦もしています。アニメーションになるのはとてもうれしく楽しみです。これでこの作品に触れる人が、気に入ってくれる人が増えると良いなと思っています」とコメント。

 田口監督は「同じ映像作品でも、その制作工程が大きく違うところに新鮮な驚きを感じつつ、楽しんで作っています。実写の演出が応用できるところは取り入れたり実験もしながらやっているので、面白い化学反応をお見せできたら幸いです。物語もキャストもスタッフもくせ者だらけの冒険活劇に、どうぞご期待ください!」と話している。

 白石さんは「オーディションのお話をいただいた時に初めて原作を読ませていただいたのですが、なんという画力!!! そして王道ファンタジーかと思いきや、全く先が読めないドキドキ感!!! あっという間に引き込まれるストーリー!!! 原作の勢いそのままに、芯が強くたくましいアリシアを精いっぱい演じられたらと思っております!! “魔獣”と“赤子”と“屍の勇者”の不思議な出会いからはじまる予測不可能な物語を、ぜひ楽しみにしていてください!! どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけている。

 田村さんは「クレンは上位の存在で人間を虫をみるかのような目でみています。だからなのか、なかなか! なかなか感情が動かないし感情を出しません。そのしゃべり方がこんなに難しいとは!! すごく大変です。でもこの物語とっても面白いです! 展開が気になりすぎます! アニメもいい作品になるように声で頑張らせていただきます! どうぞよろしくお願いします!!」と話している。

 中村さんは「オーディションの後、しっかりと原作を拝見させていただきました。よくある展開ならそのまま救われるような時にも必ずそうとなるわけではなかったり、随所に張り巡らされた伏線が物語を盛り上げてくれます。本作の魅力はそういった緻密な設計で組み上げられていくドラマにあると感じました。その中でも重要なキャラクターであるクレバテスをどうやって演じていくか……今から楽しみでなりません。展開の読めないこの作品、皆様にもお付き合いいただけますと幸いです」とコメントを寄せている。

 同作は、幼い頃から勇者に憧れていたアリシアが、王に選ばれし13人の勇者の一人となり、魔獣王クレバテスの討伐に向かうが、その蛮勇が、エドセア大陸全土の人属を滅ぼしかねない最悪の危機を招いてしまう……というストーリー。魔獣王に託された一人の赤子が、世界に唯一残された希望となる。7月5日からMFコミックスアライブ+シリーズ(KADOKAWA)で新装版が出版される。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:田口清隆▽シリーズ構成:小柳啓伍▽キャラクターデザイン:佐古宗一郎▽音楽:信澤宣明▽アニメーション制作:Lay-duce

 ◇キャスト(敬称略)

 アリシア:白石晴香▽クレン:田村睦心▽クレバテス:中村悠一

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