エイベックスの若手俳優陣による舞台「ACTORS STAND vol.1『無垢ども』」が4月17日、赤坂RED/THEATER(東京都港区)で開幕した。ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルとしても活躍する平美乃理(たいら・みのり)さんが主演を務め、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(2019~20年)でも話題になった砂川脩弥さんら9人が出演する舞台だ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
舞台は、エイベックスの若手俳優が演技経験を積むための機会創出と、俳優とクリエーター陣の橋渡しとなることを目的に創設されたプロジェクトの第1弾。弁論をテーマにしたシニカルな青春活劇となり、映画「さよならエリュマントス」「辻占恋慕」などで知られる大野大輔さんが脚本・演出を担当する。
主人公は、熟成肉に夢中の高校1年生・遠山一華(平さん)。ある日、校舎裏のウサギ小屋でブロック肉をドライエイジングしていたところ、動物の死骸がつるされていると勘違いした用務員に通報されてしまう騒動に発展し、一躍学校の有名人になる。そんな一華が、個性豊かな人物たちと触れ合いながら、やがて熾烈(しれつ)な学内闘争に巻き込まれていく……というストーリー。
舞台初挑戦となった主演の平さんは、ゲネプロで約3週間の稽古(けいこ)期間を振り返りながら、「稽古場に入るということ自体も初めてだったので、どういう感じなのかなと思っていたんですけど、本当に先輩方からもたくさん学ぶことがたくさんあって、悩んだ時も先輩方がすごく助けてくれて、今こうやって(主人公の)遠山一華を演じられてるな」と、共演する事務所の先輩に感謝した。
砂川さんは、山奥の料亭でジビエ肉を提供する猟師という個性的な役どころ。「僕は、割と素でやっています。せりふの一つ一つにメッセージ性があると思っていて、そのメッセージを皆さんにお届けするために、せりふの出し方とか単語の立て方とかはすごく気にしながら稽古をしてきたので、それが皆さんに伝わればうれしいなと思っています」と語った。
舞台「無垢ども」は、21日までに9公演が上演中。