森日菜美:今年で芸能生活10年、改めて思うこと “きっかけ”をたくさん作って「もっともっと求められる存在に」

初のフォトスタイルブック「Chicktack」を発売した森日菜美さん
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初のフォトスタイルブック「Chicktack」を発売した森日菜美さん

 23歳の誕生日となる3月30日に初のフォトスタイルブック「Chicktack」(光文社)を発売したモデルで俳優の森日菜美さん。そんな彼女にとって、今年はちょうど芸能生活10周年の節目の年となる。スーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021~22年)のフリント・ゴールドツイカー役で注目を集め、フジテレビ系のバラエティー番組「呼び出し先生タナカ」から生まれた女子ユニット「東京湾岸がーるず」での活動も記憶に新しい森さんに、今の思いを語ってもらった。

 2014年に開催された「東宝芸能創立50周年記念オーディション」に合格して同事務所に入り、芸能活動をスタートさせた森さん。フォトスタイルブックの中で、自身について「一つのことをずっと続けることがあまりできないタイプ」とつづっていたが、この10年を振り返り、「激動でもあったし、激震もあった」と振り返る。

 「10年って聞くと、自分でも長いなって思うんですけど。でも、長いようで短かったような気もしていて。この仕事を始めてから求められるうれしさを味わいましたし、勝ち取れることのうれしさや楽しさ、その裏には悔しさもあって、いろいろな気持ちになれた10年だったなって。小さいころから習い事が続かない人間で、本当にいろいろなことに手を出しても続かなった女の子が10年間、一つの世界にとどまって続けられたのは、何か一つ、成長できた証でもあるのかなって」

 その一方で「されど10年」とも考える森さんは「ここを一つの区切りにして、また1年目のように、初心に戻って、より一層頑張りたい」と前向きな思いを抱く。

 「年齢的にも23歳となると、もう立派な社会人。これからは仕事により一層、重きを置いて、目の前のことを落ち着いて対処できるようになりたいです。今までは焦ってしまったり、突っ走ることが多くて、気持ちもひっちゃかめっちゃかってことが多かったので、一つ一つていねいに、自分の歩幅で一歩ずつ進んでいきたいなって思いますし、『森日菜美がここにいてくれたら』ともっともっと求められる存在になっていきたいです。女優としてもたくさんの作品に挑戦して、全然違う顔もあるんだねってところを見てもらいたいですし、『ゼンカイジャー』や『呼び出し先生』のように、“きっかけ”をたくさん作りたいです」

 改めて10年続いた理由について、森さんは「周りの方々の支えがあってこそ、と改めて思ったりします」と話している。

 「自分は頼ってしまう性格でもあるので、頼ることで、たくさんの方が手を差し伸べてくれたっていうこともありますし、あとは応援してくださるファンの方々の存在も大きくて。初期のころからのファンはもちろん、最近知ってくださった方々もメッセージを送ってくれたりして。まるでアイドルみたいですが(笑い)、そこは『ファンあっての森日菜美』なんだなって。そういった皆さんをもっと喜ばせたい、そういう機会をもっと増やせるようこれからも努力していきたいです」

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