呪術廻戦:話題の玩具・獄門疆の“特級”こだわり 一つ一つ異なる汚し塗装 “本物感”を表現

「呪術廻戦」の玩具「呪術廻戦 特級呪物 獄門疆」(c)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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「呪術廻戦」の玩具「呪術廻戦 特級呪物 獄門疆」(c)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のTVアニメ「呪術廻戦」第2期「渋谷事変」に登場する特級呪物・獄門疆(ごくもんきょう)の玩具「呪術廻戦 特級呪物 獄門疆」(バンダイ)が発売されることが話題になっている。あらゆるものを封印する力を持つ特級呪物で、五条悟を封印するために使用された。玩具は、獄門疆の外観を再現し、中村悠一さん演じる五条悟、櫻井孝宏さんが演じる夏油傑のせりふも収録される。バンダイの担当者に聞くと“特級”のこだわりがあるようで……。

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 ◇価格は文字化け!?

 第2期の第9話「渋谷事変 開門」の放送後、9月22日にX(ツイッター)で玩具の情報が解禁されたのだが、告知の段階でも“特級”のこだわりがあった。告知では、価格が「繝ュ繧ッ繧サ繝ウ繧オ繝ウ繝薙Ε繧ッ円」と文字化けした状態だった。

 文字化けを変換すると価格が分かるという仕掛けで、担当者は「作中で獄門疆は簡単に手に入らないものですし、気軽に購入できるものではありません。作品の世界観を崩したくなかったので、あえて文字化けさせました」と思いを込めた。

 五条悟が封印されたエピソードが放送された翌日に、バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で受注をスタートした。担当者は「アニメとの連動にこだわった」という。

 ◇汚し塗装は手作業

 獄門疆の玩具のサイズは、実物大の約6.7センチ四方。重量感のある銀色で塗装し、6面の目や歴史を感じるヒビなど細かい造形にこだわった。特にこだわったのが汚し塗装だ。

 「銀で塗装して、黒く汚した上で、手作業で汚しを拭き取っていく……という汚し塗装を施しています。作中で獄門疆は長い歴史を持つアイテムですので、歴史を感じるような外観に仕上げようとしました。手作業なので一つ一つの汚し方が異なり、全く同じものが存在しません。作中で特級呪物・獄門疆は一つしかないものですし、同様にこの世に一つしかないような玩具を目指しました」

 玩具はパーツのつなぎ目が見えるものではあるが、つなぎ目がなるべく見えないように、金型にもこだわった。ボタンを目の下に隠し、スピーカー、電池も表面からは見えないようにするなど“本物感”を表現しようとした。

 ◇“3年間の青い春”回想のせりふも

 効果音、劇中のせりふを収録しており、獄門疆開門から閉門までのシーンを再現できる。「3年間の青い春」の回想シーンも収録する。「3年間の青い春」は、呪術高専時代の五条悟と夏油傑の“青い春”を回想するシーンで、アニメでは、せりふは流れないが、玩具ならではの仕様で、アニメで実際に五条悟が回想したシーンのせりふをオリジナルで編集し、そのボイスを再生できる。五条悟、夏油傑の“青い春”がよみがえり、熱い思いが湧き上がってくるはずだ。

 玩具は6930円。「プレミアムバンダイ」で予約を受け付けている。

 10月20~22日に秋葉原UDX(東京都千代田区)のAKIBA_SQUAREで開催されるバンダイの“なりきり玩具”をテーマとしたイベント「NARIKIRI WORLD 2023」、baseyard tokyo(東京都渋谷区)、baseyard tokyo OSAKA(大阪市北区)で開催中の「テレビアニメ『呪術廻戦』POP UP企画展『大交流展』」でも展示されている。ぜひ、“本物感”を確認してほしい。

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