薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
声優の鈴村健一さんが総合プロデューサーを務める豪華声優・俳優陣による即興劇「AD-LIVE(アドリブ)」。その名の通り、大まかな世界観とステージ上で起こるいくつかの出来事が決められている以外は、キャラクター設定もせりふも全てアドリブという舞台で、2008年のスタートから今年で15周年を迎える。8月26日にスタートする「AD-LIVE 2023」では「運命のやりなおし」というテーマと共に、今年も予測不可能なストーリーを紡いでいく。「今回も、どのチームも素晴らしい組み合わせにできたなと思います」と語る鈴村さんに各公演の見どころ、出演者の魅力を語ってもらった。
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「AD-LIVE 2023」は、東京公演がJ:COMホール八王子(八王子市)で8月26、27日に開催。26日は下野紘さんと鳥海浩輔さん、27日は津田健次郎さんと森久保祥太郎さんが出演する。大阪公演はメルパルクホール大阪(大阪市淀川区)で9月23、24日に開催。23日は蒼井翔太さんと新木宏典さん、24日は武内駿輔さんと畠中祐さんが出演する。東京特別公演が片柳アリーナ(大田区)で11月11、12日に開催。11日は浅沼晋太郎さん、岡本信彦さん、小野賢章さん、梶裕貴さん、12日は内田雄馬さん、木村良平さん、陳内将さん、福山潤さんが出演する。鈴村さんは全公演に出演する。
鳥海さんと下野くんは、2人ともとても巧みなんですよね。でも、それぞれ個性があって、構築してくるものも違う。また、この2人の面白いところは、共にシリアスなストーリーをもってくるところ。下野くんは“バッドエンド大好きマン”です(笑い)。鳥海さんは、逆に泣けるエンドをもってくることが多くて、毎回泣かせるんですよね。その2人がマッチしたら、即興劇なのに、とても即興に見えないものにたどり着けるかもしれないなと思っています。かと思えば、下野くんは、アドリブワードを使用した即興ソングを取り入れることもあるのでエンタメ要素も強い。この2人の組み合わせは、とても楽しいなと思っています。
もう言葉はいらないぐらい、本当に達者な2人です。2人ともセルフプロデュースの達人なんです。自分が何なのかをよく知っていて、それを最大限に使いこなすことができる。過去公演も全て本当にすごい構築能力を見せてくれました。津田さんは、“側”だけ用意しておけば、あとは勝手に中身を埋めてくれるので、マインクラフトみたいな人です(笑い)。森久保くんは、逆に世界観から絶対にはみ出さないように、密度をめちゃくちゃ上げてくるタイプです。この2人を組み合わせたら、ヤバいものが出来上がるのは間違いないです。
蒼井くんは「AD-LIVE」に何度も出てくれていて、すごく存在感がある役者さんです。特筆すべきは集中力で、ステージの上に立った時に絶対にぶれずに役で居続ける能力がある。それが物語を推し進める力になっていて、彼が出た公演は大体泣けるんです。なぜかというと、彼自身がボロボロと泣くから。それぐらい集中力の高いお芝居をしてくれる。新木さんは、今回が初出演ですが、(演出の)川尻(恵太)さんいわく蒼井くんと同じタイプだと思っています。演劇界において、何にでもなれる、役を自在にコントロールできる力のある方ということで、この2人の集中力対決が見られるのではないかと思います。蒼井くんが集中力を発揮した時に新木さんが絶対に感じ取ってくれて、きっとまた泣けるものが作り上げられるのではないかと。そこが楽しみですね。
2人はとても仲が良いと聞いています。祐くんは過去にも出てくれていて、ちょっととぼけた振りをして、実はめちゃくちゃ緻密に用意するタイプです。「AD-LIVE」では、出演者に毎回事前アンケートをとるのですが、祐くんはぎっしり書いて、それでも「まだ足りないかもしれない」と、僕に電話をかけてきて「大丈夫ですかね?」とすごく熱心にアプローチしてくれるんです。武内くんは、とんでもなく器用で、何者にでもなれる。彼と普段トークをしていても、すごく場の空気を読めるんです。プライベートで大人数で集まるような機会でも、みんなが話していることを全部拾って、ツッコミもボケもやれてしまう。僕も仕切ったり整理したりするのが得意な方なので、武内くんのムーブを見ていると、自分を見ているようです(笑い)。
祐くんは伸び伸びやった方がいいタイプなので、武内くんが祐くんから振られたものを拾っていく構図になったら無敵なんじゃないかなと思っています。そんなこと言っていたら、武内くんがかなり攻めてきそうだなとも思っていて、ある意味、スーパー未知数な2人です。
この4人公演の場合は、2人の公演と形が変わります。同じ「運命のやりなおし」の世界観なのですが、役割Aと役割Bがあり、Bに対してAはサポートする立場になります。2人公演はこの2人の関係がどうなるかに焦点が当たりますが、4人公演はBをサポートするはずのAが3人出てきます。3人のうち1人が本物で、2人は偽物なんですよ。つまり、犯人捜し的な要素が入っているんです。4人公演のみんな、すごく向いていそうじゃないですか?
梶くんは、すごく作り込む時は梶ワールドをさく裂させますが、「きょうは何も考えないで舞台に立ってみます」と、公演の朝に衣装を決めて出演するようなこともある。それぐらいフレキシブルに立ち回れるタイプです。このメンバーの中では潤滑油的な立ち位置になってくるのかなと思います。賢章くんは、舞台上でずっと演劇をやっているタイプ。エンタメをとても大事にしていて、お客さんに対して「どうすればインパクトがあるか?」と考えている。キャラの立て方がすごいので、それが今回の4人公演でどう響いてくるのかが面白そうです。
岡本くんは、人狼ゲーム系やボードゲーム系がすごく得意で、本当に信用できないレベルで上手にだましてくれるんです(笑い)。だから、今回の仕組みにはすごく合っていると思います。彼も過去に公演に出てくれていますが、その頃の岡本くんとは全く別人のように、いろいろな面がたくましくなっている。かなりかき回すんじゃないかなと思っています。浅沼くんは、即興劇がうますぎるんです。以前の公演では、ステージ上で手品を披露したこともありました。想像をはるかに超える準備をしてくるので、物語を構成するのはもしかしたら浅沼くんなのではないかと。4人公演は、誰がイニシアチブを取るかで世界観がガラッと変わる。この4人はかなりバランスがいいと思います。
濃い4人ですね。こってりしている(笑い)。陳内さんは昨年出ていただいて、ひょうひょうとしながら、いろいろなバランスを見て、攻めるところは攻めるような、バランサーでした。かなり印象に残るムーブをする方で、個性的なんです。内田くんは、「AD-LIVE」初挑戦です。本人いわく、アドリブは得意ではないそうですが、彼はマイク前に立った時に彼ではなくなるんですよね。ものすごい集中力で役になりきる。役を与えられれば、どこまでも羽ばたいていくタイプです。「AD-LIVE」は自分でキャラクター作りをしなければいけないという壁がありますが、それさえ超えてしまえば、きっとステージで伸び伸びやるんじゃないかなと思います。
木村くんはうまい! 本当に達人です。しかも、うまくやっている様子を全く見せない白鳥のような人です。すごくいろいろなことを考えていて、顔色一つ変えず、びっくりするようなことをやってのける。それでいて構成力も高いので、前半で起こったことを後々につなげるような巧みさがある。今回も楽しみです。潤は、何をしてくるか全く分からないです(笑い)。過去公演でも「なにその衣装?」という衣装を着て登場して驚きました。今回はどんな準備をしてくるのか。ただ、彼もスーパーエンターテイナーなので、普通のことはやってこないかと。もしかしたら、1周回って「普通」という可能性すらありますが、それも意味があってのことかもしれません。きっと何かやってくると思います。
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