機動戦士ガンダムSEED:劇場版が2024年1月26日公開 タイトルは「FREEDOM」

「機動戦士ガンダムSEED」の劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のティザービジュアル(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダムSEED」の劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のティザービジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」の完全新作となる劇場版が、2024年1月26日に公開されることが7月2日、分かった。タイトルは「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(フリーダム)」。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編で、C.E.(コズミック・イラ)75が舞台となることも発表された。キラ・ヤマト、ラクス・クラインが描かれたティザービジュアルも公開された。

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 第1弾PVも公開された。「コーディネイター」「ナチュラル」などキーワードがちりばめられる中、困惑したキラの表情や倒れるモビルスーツ、見つめ合うキラとラクスの姿が描かれている。

 テレビアニメのスタッフが再集結するといい、福田己津央監督は「テレビシリーズでは自分としても少々やり残した部分があり、それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています。20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。皆様どうぞお楽しみに」とコメントを寄せている。

 劇場版は、2006年に制作が発表されたが、その後は長らく続報が途絶えていた。2021年5月に「機動戦士ガンダムSEED」の20周年を記念した新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited(イグナイテッド)」が始動し、劇場版が再始動することが発表された。

 2021年5月以降、続報はなかったが、「ガンダム」シリーズを手掛けるバンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘プロデューサーは、今年1月のMANTANWEBのインタビューで「『SEED』は2022年に20周年を迎え、20年前から応援してくださるファンの方、一度離れてしまった方もいらっしゃいます。みんなでお祭りのように盛り上げていきたいと考えています。20周年の集大成としてすごくよいものになるという手応えを感じています」と話していた。

 「機動戦士ガンダムSEED」は、地球連合軍と武装組織ザフトの戦争が混迷を極める中、中立コロニーのヘリオポリスで暮らすコーディネイターの少年キラ・ヤマトが戦いに巻き込まれる……というストーリー。

 2002年10月~2003年9月に放送され、“21世紀のファーストガンダム”とも呼ばれている。これまでの「ガンダム」シリーズのファンに加え、多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を記録。続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送され、最高視聴率8.2%を記録した。プラモデル(ガンプラ)も好調で、小学生を中心に“第二次ガンプラブーム”を巻き起こした。シリーズの累計パッケージ販売数は400万本以上。

 ◇福田己津央監督のコメント

 本来はテレビシリーズ直後にお届けするはずでしたが、長く皆様をお待たせすることになってしまい、申し訳ありませんでした。それにも関わらず今も変わらず応援してくださる皆様に、お礼申し上げます。

 20年という時間はアニメーションの作り方だけでなく、参加するスタッフも大きく変化しました。「ガンダムSEED」を見ていた人たちが新しいスタッフとして参加して、旧スタッフは年齢だけで言えば、もはやベテランと言えてしまいます。アナログから3Dデジタルへの移行と新しい表現の形が模索される中、私たち旧スタッフは過去の自分の技術と感性に向き合う日々です。

 ストーリーは前作のテレビシリーズ、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編となる完全新作となります。「ガンダムSEED」である以上は、「ガンダムSEED」の王道がベストと思いますが、当時と同じモノを作っても、それは同じだと感じてくれることはないと思っています。何よりまず、それは自分が見たい「ガンダムSEED」ではないですし。

 今回はスタッフと技術の新旧の融合。アナログの良さも生かしつつ、時代に合わせた新しい「ガンダムSEED」を目指しております。

 テレビシリーズでは自分としても少々やり残した部分があり、それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています。20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。皆様どうぞお楽しみに。


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