富士見L文庫（KADOKAWA）の顎木あくみさんの小説が原作のテレビアニメ「わたしの幸せな結婚」が7月から放送されることが分かった。追加キャストも発表され、斎森香耶役の佐倉綾音さん、辰石幸次役の西山宏太朗さん、ゆり江役の桑島法子さん、五道佳斗役の下野紘さんが出演することが分かった。

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　佐倉さんは「“シンデレラ”の物語は人生で何度も読んだことがあるはずなのに、絶望と希望が交互に押し寄せてくるその起伏の魅力に、改めて取りつかれたように読み進めてしまいました。コミカライズの高坂（りと）先生の別作品も今まで読んだことがありましたが、それらのどれとも違う独特な雰囲気が今作には流れており、きっと顎木先生とのタッグがそうさせているのだろうなと感じました。不器用な二人の繊細な心情の機微に、矢を突き刺すがごとき香耶の美しく醜い鋭さを、いっそすがすがしく表現したいなと思います」とコメント。

　西山さんは「初めて原作の小説を読んだ時に、先生の表現力に圧倒され、面白くて一気に読んでしまいました。幸次の優しさや葛藤をアニメでもお届けできるよう頑張りますので、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです。よろしくお願いいたします！」と話している。

　桑島さんは「原作の美しさ、はかなさをギュッと凝縮したようなティザー映像を拝見して、本編に参加させていただけるのをとても楽しみにしています。今まで、朗読では70代の女性を全編通して演じたことがあるのですが、私がアニメのレギュラーで演じる最高齢の女性の役をいただきましたので、楽しみながらチャレンジしたいと思います。ゆり江は、美世と清霞の数少ない理解者。二人の間をつなぐ懸け橋となれるよう、誠心誠意努めさせていただきます！　ぜひご覧ください！」と意気込んでいる。

　下野さんは「五道は清霞と共に軍所属しており、清霞にとっては部下……なのですが、清霞の女性関係を心配しつつも目の前でふざけたりと、少々お調子者なキャラクターです。そんな彼を楽しく演じられたらいいなと思っております。よろしくお願いします！」とコメントを寄せている。

　同作は、名家に生まれたが、実母が亡くなり、継母と義母妹に虐げられて育った斎森美世が、冷酷無慈悲とウワサの若き軍人で名家の当主の久堂清霞と結婚を命じられる……というストーリー。アニメは上田麗奈さんが美世、石川界人さんが清霞をそれぞれ演じる。人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演で実写映画化されることも話題になっている。

　◇キャスト（敬称略）

　斎森美世：上田麗奈▽久堂清霞：石川界人▽斎森香耶：佐倉綾音▽辰石幸次：西山宏太朗▽ゆり江：桑島法子▽五道佳斗：下野紘