オーバーテイク!:KADOKAWA×TROYCAのオリジナルテレビアニメ F4が題材 「アルドノア・ゼロ」のスタッフ再結集 古屋亜南、小西克幸出演

オリジナルテレビアニメ「オーバーテイク!」のティザービジュアル(C)KADOKAWA・TROYCA/オーバーテイク!製作委員会
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オリジナルテレビアニメ「オーバーテイク!」のティザービジュアル(C)KADOKAWA・TROYCA/オーバーテイク!製作委員会

 KADOKAWAと「Re:CREATORS」「アルドノア・ゼロ」などのアニメ制作会社「TROYCA(トロイカ)」がタッグを組んだオリジナルテレビアニメ「オーバーテイク!」が制作されることが分かった。あおきえいさんが監督を務め、志村貴子さんがキャラクター原案、松本昌子さんがキャラクターデザインを担当するなど「アルドノア・ゼロ」のスタッフが再集結する。「アルドノア・ゼロ」のシリーズ構成を担当した高山カツヒコさんがスーパーバイザーとして参加する。関根アユミさんがシリーズ構成を担当する。

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 メインキャストも発表され、古屋亜南さんが主人公の高校生・浅雛悠(あさひな・はるか)、小西克幸さんがフリーのフォトグラファーの眞賀孝哉(まどかこうや)をそれぞれ演じることも分かった。

 「オーバーテイク!」は、F1を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで「モータースポーツの甲子園」の役割を担うF4(フォーミュラ4)を題材にしたオリジナルアニメ。スランプの渦中にあるフォトグラファー・眞賀孝哉は、取材に訪れた富士スピードウェイで、弱小チーム・小牧モータース所属の高校生F4レーサー、浅雛悠の走りを目の当たりにし、小牧モータースと共に悠を応援し、その夢をかなえようと決意する……というストーリー。F4のマシンと共に浅雛悠、眞賀孝哉が描かれたティザービジュアル、PVも公開された。

 あおき監督は「『オーバーテイク!』のそもそもの企画タイトルは『F4』でした。F4……フォーミュラ4とは、実際に存在するモータースポーツのカテゴリーです。本作はこのF4についての物語になります。最近のアニメではあまり見ないですよね、レースもの。僕自身、初めて手掛けるジャンルで、新鮮な気持ちで作業しています。とはいえ、一つの世界についての閉じた話にならないよう、モータースポーツについて興味のない方にも楽しんでもらえるよう、特にシナリオ面でかなり注意しました。その結果がフィルムに出ているといいな、と思います。みなさんにもぜひ、作品を楽しんでもらえたら幸いです」とコメントを寄せている。

 スーパーバイザーの高山さんは「僕も二輪、三輪、四輪に乗っていて、時にはレースに参加したりもしますが、モータースポーツはスゴク楽しい! ハンドルの付いたジェットコースターで競争するような感覚です! モータースポーツは、アグレッシブさと同時に冷静さ、繊細な正確さ、判断力と決断力、そして何より体力がないと速く走れない、正にスポーツ! 今作はF4で戦う少年レーサーと、それを見守るカメラマンのストーリー。冷静に燃える男たちの熱いドラマが展開されます! 乞う御期待!」と話している。

 浅雛悠役の古屋さんは「テレビアニメの主役が初めてなので全てが新鮮で、とても緊張していますが、本作品に携わることができてとてもうれしいです。悠は一見クールなキャラクターに見えますが、負けず嫌いで年相応の少年らしさも持っています。その思いはどこから来ているのか。自分なりにですが、彼と一緒にいろいろなものを見て歩んでいきたいと思います。魅力的なキャラクターたちがF4を通して織りなす物語を、皆さんもぜひ楽しみにしていてください!」と思いを語っている。

 眞賀孝哉役の小西さんは「とても人間臭いといいますか、アニメアニメな感じではなく、人間同士のリアルなドラマを描いている感じがします。ですので今後もアフレコが楽しみですね。1人の人間を演じきりたいと思います」と意気込みを語っている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:あおきえい▽シリーズ構成:関根アユミ▽スーパーバイザー:高山カツヒコ▽キャラクター原案:志村貴子▽キャラクターデザイン:松本昌子▽アニメーション制作:TROYCA

 ◇シリーズ構成担当の関根アユミさんのコメント

 監督はあおきさん、スーパーバイザーは高山さんという、私にとって世界で一番尊敬&頭が上がらない(笑い)布陣でバシバシにしごかれながら脚本会議をしていただきました! この作品を通して、何かに熱中することの楽しさや苦しさ、そして尊さを改めて教えてもらったように感じます。人生ままならないことが多いですが、今そう感じている誰かの生きるヒントとなれば幸いです。

 ◇キャラクター原案担当の志村貴子さんのコメント

 またトロイカの皆さんとお仕事ができて光栄です。私の担当したキャラクター原案は本当にメインキャラの一部ですし、とてもざっくりとしたラフなものでしたがキャラクターデザインの松本さんが見事に柔らかく表情豊かに仕上げてくださいました。完成したものを拝見できるのが今からとても楽しみです。皆さまもどうぞ一緒に楽しんでくださいますように。

 ◇キャラクターデザイン担当の松本昌子さんのコメント

 今回の作品は2、3年前に話を聞いて、また一緒にあおき監督と原案の志村さんとやるんだなあと、前の作品を思い出しながら、ドキドキとワクワクと不安が交ざった感覚がよみがえってきました。まだシナリオを読んでいなかった時は、志村さんの原案を今度はどんなふうに完成させようかなとイロイロ考えていましたが、いざ内容を確認すると車の話だとわかり……(免許もない、運転も小学2年の時ボーリング場に併設されたゴーカート乗ったくらいで、まじで私がやんの?と)、円グラフの半分を占めていた私のワクワクは不安と逆転しました。

 ですが、志村さんから上がってきたキャラクターを見たらそんな不安は消え(基本はポジティブなので)、どんどん筆が進みました。あおきさんからダメって言われるかもしれないけど変顔入れよーとか、楽しく描くことができました(前作品は、7.5回リテークくらいましたが今回は2、3回でした、よかったー!!)。

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