薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
田中芳樹さんの人気小説「銀河英雄伝説」の劇場版アニメの4Kリマスター版の上映会が12月19日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、声優の堀川りょうさん、井上和彦さん、古川登志夫さんが登場した。4Kリマスター版は、小説刊行40周年を記念して公開されることになった。1988年公開の「わが征くは星の大海」が12月30日、1993年公開の「新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」が2023年1月13日からそれぞれ2週間限定で劇場上映される。同作は、豪華声優が集結したことから“銀河声優伝説”とも呼ばれた。ラインハルト・フォン・ローエングラム役の堀川さん、ダスティ・アッテンボロー役の井上さん、オリビエ・ポプラン役の古川さんが、1980年代後半を振り返った。
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井上さんは「資料によると『美味しんぼ』をやっていたくらいらしいんですよ。30代半ばくらいで一番楽しかった。先輩がいっぱいいて、若い人もいて、楽しい時期でした。先輩の背中を見て、幸せな収録でした。今も楽しいんですけど」と語った。
古川さんは「りょうちゃんと最初に会ったのは制作会社のパーティーでした。礼儀正しい方だと思った。和彦とは『キャンディ・キャンディ』をやっていたよね。(井上さんが演じた『サイボーグ009』の)島村ジョーがやりたくてね。和彦、神谷明さんが天敵だった」と話すと、井上さんは「僕は三ツ矢雄二、水島裕に負けるのが嫌だった」と明かした。
堀川さんは“銀河声優伝説”では若手だったといい「20代最後だったんです。当時は何も考えていなかったです。目の前のことに集中することで精いっぱいでした。キャラクターとして生きることしか考えていなかった。役として気持ちでしゃべっているだけで」と振り返り、井上さんは「僕もりょうちゃんと一緒であんまり考えていなかった。スタジオに行ったらその役になる」とうなずいた。
アニメ「銀河英雄伝説」は今も伝説として語り継がれている。堀川さんも「これからもずっと、この感動を世代を超えて伝えていただければすてきなことだと思います」と思いを語った。
「銀河英雄伝説」は、銀河帝国の常勝の天才・ラインハルトと自由惑星同盟の不敗の魔術師ヤン・ウェンリーの対決を中心に銀河の興亡を描く作品。1988年からアニメ化され、本伝110話、外伝52話、劇場版3作が制作された。新作アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」が2018年に始動したことも話題になっている。
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