七つの大罪 怨嗟のエジンバラ:鈴木央が語る新作アニメへの思い 「七つの大罪」は前日譚? キャラ集結の新ビジュアルも

「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」前編のビジュアル
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「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」前編のビジュアル

 鈴木央(なかば)さんの人気マンガが原作のアニメ「七つの大罪」の新作「七つの大罪 怨嗟(えんさ)のエジンバラ」前編が、12月20日からNetflixで独占配信されることを受けて、原作の鈴木さんがコメントを寄せた。新作は、鈴木さんが描き下ろす完全新作で「七つの大罪」のエリザベスとメリオダスの子供・トリスタンが主人公。鈴木さんは「実は、元々アーサー王伝説を自分なりの物語にして描きたかったんです。アーサー王で活躍するトリスタンたちの父親の話を前日譚(たん)としてまずやろうと『七つの大罪』を作ったので、前日譚をやってメインの物語(同作以降の物語)を作らない選択肢はありませんでした」と話している。

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 鈴木さんは「新人のころからファンタジー作品をやりたくて、(『七つの大罪』は)技術が伴ってやっと描けるようになったかなってころに始めた連載なので、一番思い出深い作品です」とコメント。「七つの大罪」の“正統続編”となる「黙示録の四騎士」が「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されており、「本作(『怨嗟のエジンバラ」』)はこれまでのシリーズと『黙示録の四騎士』の間を埋める重要な物語になっています」と説明した。

 トリスタンと新たな相棒の妖精、メリオダス、エリザベスらメインキャラクターが集結した新たなビジュアルも公開された。ビジュアルを監修した鈴木さんは「とにかくカッコいいビジュアルがよかったのでこだわり抜きました。出来上がったものにはとても満足しています!」と話している。

 新作は、「七つの大罪」のエリザベスとメリオダスの子供・トリスタンが主人公。女神族の力を受け継ぎ、人々の傷やけがを癒やすことができながら、魔神族としての力を制御できずに人を傷つけた過去を持つトリスタンが、新たな仲間と出会い、愛する家族を守るためにエジンバラ城へと向かう……というストーリー。

 「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」で2012~20年に連載。かつて王国転覆を謀ったとされる伝説の逆賊・七つの大罪の戦いが描かれた。同作の“正統続編”となる「黙示録の四騎士」の連載が、2021年1月に同誌でスタートしたことも話題となった。

 テレビアニメ第1期が2014年10月~2015年3月、「聖戦の予兆」が2016年8~9月、「戒めの復活」が2018年1~6月、「神々の逆鱗」が2019年10月~2020年3月に放送。2018年8月には初の劇場版「天空の囚われ人」も公開された。テレビアニメの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」が、2021年1~6月に放送された。新作劇場版「光に呪われし者たち」が同年7月に公開された。

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