女優の奈緒さんが、主演連続ドラマ「ファーストペンギン！」（日本テレビ系、水曜午後10時）のクランクアップを迎えた。漁業の世界に飛び込むシングルマザー・岩崎和佳（のどか）を演じた奈緒さんは「いろんな方の思いが詰まったすてきなドラマで、この役を頂けたのは、とても幸せなことだと思っています」と語った。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　最後の撮影は、飲食店で和佳が一人で食事をするシーン。スタッフから「オールアップです」の声と共に拍手が起きると、男女4人組バンド「緑黄色社会」が歌う主題歌「ミチヲユケ」も流れた。

　さらに「さんし船団丸」の漁師を演じた堤真一さん、梶原善さんらがロケ現場に駆けつけるサプライズ。花束やプレゼントを手渡された奈緒さんは「皆さん、お疲れ様でした」と声を振り絞るものの、感極まって号泣した。

　奈緒さんは「『きょう大丈夫かな？』『このシーンできるかな？』と不安に思うことがあっても、現場に行けば温かい共演者・スタッフの皆さんがいて、皆さんがいるからこそ、全てのシーンを無事に撮り切ることができました」とコメント。続けて「座長として頼りない部分もあったと思いますが、共演者の先輩方が支えてくださって、見たことのない景色を皆さんのおかげで見ることができました」と語った。

　一方、さんし船団丸の船団長・片岡洋を演じた堤さんは、汐ケ崎漁港である人物と再会するシーンでクランクアップ。撮影を終えた堤さんは「とても雰囲気が良い現場で、スタッフや役者たちと仲良く、楽しく撮影ができたと思っています」とコメント。「今日はうるさいの（梶原さん）がおらんから静かやなあ」とつぶやいた直後、梶原さんがサプライズで登場。堤さんは笑うしかなかった。