マンガ「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の新作テレビアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のイベント「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 アニメ完結記念!ダイ!感謝祭」が11月6日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催された。テレビアニメは2020年10月にスタートし、10月22日放送の第100話「さらば!愛する地上よ」で最終回を迎え、約2年の歴史に幕を下ろした。イベントでは、声優陣やシリーズディレクターの唐澤和也さんが“ネタバレあり”でトークを繰り広げた。
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最終回でピロロが生きているかは明言されていなかったが、唐澤さんは「リリルーラを使っています。魔界に向かっている」と発言。クロコダイン役の前野智昭さんは「獣王の俺が初めて祈る! 神よ、この続きを見せてくれ! この作品をここで終わりにしないでくれ!」、ポップ役の豊永利行さんは「(1991~92年に放送されたテレビアニメから)30年待ったので、まだ15年くらい待てますよ!」と続編を熱望した。
ハドラーの最期が描かれた第73話「炎の中の希望」は特殊エンディングが放送されたことも話題になった。前野さんは「度肝を抜かれました」、豊永さんは「号泣しました」と話すと、唐澤さんは「演出の宮元(宏彰)さんのアイデアです。かなり大変でして……」と明かした。
最終回で、シンガー・ソングライターのミテイノハナシさんが歌うエンディングテーマ「飛ぶ鳥は」が流れるシーンについて、豊永さんが「入り方がズルい! 泣くわ!」と絶賛すると、唐澤さんは「(最終回で)余韻を表現できる歌詞を……とお願いしていたんです」と語った。
原作のコミックスは全37巻で、全100話のアニメとしてまとめた。唐澤さんは「全100話と決まっていたので、断腸の思いで尺を調整しました」と話し、「『ダイの大冒険』は親子の話でもあります。子供たちにも見ていただきたかった。(連載時に原作を読んでいた子供が)親になり、子供と見て、さらにその子供が親になって……とつながっていけば」と思いを語った。
イベントでは第97~100話を上映。ダイ役の種崎敦美さん、レオナ役の早見沙織さんも登壇した。
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの世界観、設定を基にしたマンガで、三条陸さんが原作、稲田浩司さんが作画を担当し、堀井雄二さんが監修。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1989~96年に連載された。少年・ダイが、魔法使いのポップたちと魔王を倒すために冒険する姿が描かれた。1991~92年にテレビアニメが放送されており、約28年ぶりにアニメ化されたことも話題になった。
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