金装のヴェルメイユ:広瀬裕也×内田真礼×倉持若菜 変化するアルトとヴェルメイ リリアの暴走 アフレコ裏話

「金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~」に出演する(左から)広瀬裕也さん、内田真礼さん、倉持若菜さん
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「金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~」に出演する(左から)広瀬裕也さん、内田真礼さん、倉持若菜さん

 「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載中の天那光汰さん原作、梅津葉子さん作画のマンガが原作のテレビアニメ「金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~」。偉大な魔法使い“魔導を極めし者(プラチナスクエア)”を目指し、魔法学院に通う留年間近のアルト、封印を解かれ使い魔として契約を結ぶ最強の悪魔・ヴェルメイの絆と成長を描いている。個性が強すぎるキャラクター、派手なバトル、お色気シーン……とさまざまな魅力があり、アルト役の広瀬裕也さん、ヴェルメイ役の内田真礼さんら豪華声優陣が出演することも話題になっている。最終回の放送に向けて、広瀬さん、内田さん、アルトの幼なじみのリリア役の新人声優の倉持若菜さんに、同作への思い、アフレコの裏話について聞いた。

ウナギノボリ

 ◇ヴェルメイが少女のように 変化するキャラクター

 --作品の魅力は?

 内田さん すごく分かりやすくて、一気に引き込まれました。キャラクターが個性的なんですよね。悪者は悪者だし、好き!は好き!と分かりやすく描かれているんです。収録の時も、そこを大事にしようとしました。

 広瀬さん お色気、ボケ、真面目なバトル……とバランスがよくて、引き込まれるんですよね。男性が読んでハマる魅力も盛りだくさんです。男性キャラも格好いいので、女性もハマるはずです。バランスもいいですね。

 倉持さん それぞれのキャラクターが個性的なんです。私が演じているリリアちゃんは、シリアスな時でも一息つけるような存在で、シリアスとコメディーのバランスがすごくよくて、見ていてすごく楽しくなります。

 --リリアは表情がコロコロ変わるのも魅力です。

 倉持さん 変態なところもあって(笑い)。アルト君のことが本当に好きなんです。いい意味でかき乱してくれる存在で、見た目があんなに可愛いのに、ギャグ寄りなところが面白いです。アルト君としゃべる時は、好き!が伝わるように、ヴェルメイさんとしゃべる時は、敵対心を出す……と誰と話をしているのか?という関係性を意識しました。

 --アルトは可愛い印象が強いですが……。

 広瀬さん 演じる時は初々しさが出るように気をつけています。でも、ずっと可愛いわけでもなくて、少しずつ格好よくなっていきます。最初は「格好よすぎる!」というディレクションもあったのですが、どんどん変化して、言い回しも変わってきます。出会いの中で成長していくというのが、リアルなんです。

 --ヴェルメイは色っぽいキャラクターです。内田さんがこれまで演じてきた役でもここまで色っぽいのは珍しいのでは?

 内田さん そうですね。こんなに色っぽいキャラクターはこれまでないかもしれません。「大丈夫ですか?」と事務所にも言われました(笑い)。大丈夫ですよ! ヴェルメイは余裕があり、大人の魅力があるのですが、表現が直接的じゃないんです。後半になってくると、可愛さ、少女性も出てきます。最初の頃、大人のお姉さんだ……とアルト君の目線で見ていても、だんだん守りたい存在になっていくところがあって、どうやって表現しよう?と考えていました。そこが楽しかったです。ラストは、二人がこういう関係になるんだ!と感じていただけると思います。

 --アルト、ヴェルメイは変化していきますが、リリアはあまり変わらない?

 倉持さん 最初は清楚(せいそ)キャラの印象ですが、段々崩れていきます。

 広瀬さん 早めに崩れているよね。

 内田さん リリアがいると安心する!

 ◇“新人”倉持若菜がムードメーカーに

 --アフレコの様子は?

 広瀬さん 楽しかったです。ご時世的にみんな一緒に収録できなかったのですが、この3人は結構一緒でした。

 倉持さん 先輩しかいないから、すごく緊張するし、不安もあったのですが、お二人ともすごく優しくて、アフレコが怖くない!となりました。

 内田さん よかったー!

 倉持さん 最初はどういう距離感でお話ししたらいいんだろう?と思っていたのですが、楽しくお話をさせていただいたり、悩みも聞いてもらったりしています。

 広瀬さん いつも盛り上げてくれるんだよね。そう言えば、指輪をもらったよね。

 内田さん ガチャガチャの指輪! どうぞ!と渡されたんです。(かばんから取り出す)今日も持ってきたよ。おにぎりん具、みそしりんぐ(おにぎりとみそ汁の具を指輪にしたカプセルトイ)だよね。

 広瀬さん (倉持さんは)現場を明るくしてくれていますね。ムードメーカーです。

 倉持さん 初回は緊張したのですが、リラックスできました。

 ◇お色気シーンに… どこまでするの!?

 --演技で印象的だったことは?

 広瀬さん 最初、魔力を吸われるシーンは、おねショタっぽくてドキドキしました。

 内田さん どこまでどうするの!?と探り合いがありましたよね。

 倉持さん 聞いていて、キャー!となりました。ありがとうございます!って(笑い)。

 内田さん そういう反応があった方がやりやすいんです。シーン……と静かになるよりも楽しい方がいいですね。私は、アルト君の変化が印象的でした。途中の戦いで喉を潰すくらい叫ぶシーンがすごかった!

 広瀬さん うおー!!とかね。

 内田さん 途中で最終回みたいな勢いがありましたよね。アルト君はどんどん成長していきます。広瀬君、すごい!と思うシーンがいっぱいありました。

 倉持さん 私は、面白いシーンを思ったままに演じました。

 内田さん リリアは、イヒヒ、イヒヒ……みたいに笑う演技もすごかったです。そうくるんだ!と驚かされることもありました。大変な役だったよね。

 広瀬さん 毎回、叫んでいたし。パワフル!と思っていました。

 倉持さん 逆にしんみりしたシーン、暴走していないシーンは、苦労するところもありました。ヴェルメイさんとリリアの二人のシーンも印象的でした。

 内田さん ヴェルメイとの関係が変わる第7話の名場面ですね。

 --最終回に向けてメッセージをお願いします。

 内田さん アレと戦うの?となるかもしれません。

 広瀬さん 不穏な空気を感じているかもしれないですが、どうなるのか!? 成長した二人の関係性、戦いにも注目していただきたいです。

 内田さん 最終的に二人の距離を縮めてきた中で、どうなるのかが見どころだと思います。とあるせりふには、キュンとしました。最初となんか違うぞ!?となったんです。悪魔のお姉さんに会えてよかったって思っていただけるはずです。そこをぜひ見ていただきたいです。

 倉持さん キャラクターがすごく成長していて、アルト君はすごく格好よくなりますし、ヴェルメイさんは大人のお姉さんの魅力だけでなく、少女のような魅力を感じるようになります。リリアちゃんもすごくなっていきます(笑い)。敵も強いです。オープニング、エンディングの意味は……。どうなっていくんだろう!?と最終回の後も続きが気になるはずです。全てに注目していただきたいです。

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