女優の原菜乃華さんが、新海誠監督の約3年ぶりとなる新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」(11月11日公開)でヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の声優を務めることが分かった。原さんは、連続ドラマ「ナンバMG5(エムジーファイブ)」(フジテレビ系)の吟子役で注目を集めた18歳の女優で、参加者が1700人を超えるオーディションを勝ち抜き、ヒロインの座を射止めた。
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原さんは「いまもまだ夢なんじゃないかと気持ちが落ち着きません。中学1年生の夏、新海監督の作品を初めて映画館で見た時の、あの一生忘れることのできない胸が震えるような感動を、まさか自分が届ける側になるなんて、全く実感が湧きません。でも何かものすごいことが動き始めたような感覚に、今は目の前がキラキラ輝いています」と出演を喜んでいる。
「『すずめの戸締まり』は、今の世の中で少しずつ薄れてしまった、人と人とのつながりや温かさ、本当に大切なものに気づかせてくれる物語だと思います。映画館を出た時、目に映る全てが前より鮮明に輝くような、自分の周りの人たちも、自分のことも、大切にしたいと思えるようなすてきな作品です。新海監督作品の大ファンであるが故に、不安やプレッシャーも大きいですが、監督はじめスタッフ、キャストの皆さまと一緒に、岩戸鈴芽として、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、たくさん悩み考え、成長していけたらと思っています」と意気込んでいる。
新海監督は、原さんについて「感情と声の距離が、誰よりも近い。それが原菜乃華さんの稀有(けう)な才能だと思います。分厚い雲が吹き払われた瞬間のようなまぶしくて鮮やかな感情を、原さんならばすずめにたっぷりと与えてくれるはずです。それが今から楽しみでなりません」と話している。
「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語になる。
原作・脚本・監督:新海誠▽キャラクターデザイン:田中将賀▽作画監督:土屋堅一▽美術監督:丹治匠▽制作:コミックス・ウェーブ・フィルム▽制作プロデュース:STORY inc.
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