松田龍平:WOWOW初の“パニック・スリラー”で主演 閉ざされた村で妻の行方を追う 入江悠監督と11年ぶりタッグ

連続ドラマ「連続ドラマW 鵜頭川村事件」で主演を務める松田龍平さん=WOWOW提供
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連続ドラマ「連続ドラマW 鵜頭川村事件」で主演を務める松田龍平さん=WOWOW提供

 俳優の松田龍平さんが、WOWOWで8月から放送・配信される連続ドラマ「連続ドラマW 鵜頭川村事件」で主演を務めることが4月14日、明らかになった。櫛木理宇さんの同名小説(文春文庫)が原作で、主人公の医師が閉ざされた村で妻の行方を探す姿を描く。WOWOW初の“パニック・スリラー”作品になるといい、ドラマ化にあたって時代背景や登場人物に脚色を加え、日本が抱える現在の社会問題も反映させた。

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 医師の岩森明は行方不明の妻を探すため、娘を連れて妻の故郷・鵜頭川村を訪れるが、滞在中に集中豪雨に襲われ、土砂崩れで孤立状態に。さらに、電波も入らず、外界との連絡が取れなくなってしまう。そんな中、一人の若者が何者かに殺されたのをきっかけに、村では続けざまに殺人事件が発生。村人たちは疑心暗鬼で暴徒化する。村に根深く残る因習、権力闘争や世代間対立にも巻き込まれながら、岩森は妻の行方につながる新事実にたどり着くが……というストーリー。

 松田さんは演じる岩森について、「村の部外者という立場で唯一状況を俯瞰(ふかん)で見ることができる客観的な視点を持った役柄だと思いました」とコメント。「演じるにあたって、村の人たちが狂気に染まって行く中、その狂気に飲み込まれないように意識していたんですけど、それでも次々に起きる事件に巻き込まれ、次第に岩森自身が抱えている狂気が浮き彫りになっていくのは演じていて面白かったところです」と話している。

 本作を手がけたのは入江悠監督。松田さんは2011年のWOWOWドラマ「同期」以来、11年ぶりに入江監督とタッグを組んだ。「いつかまた一緒にやれたらなと思っていたので、今回WOWOWさんでまたご一緒できたことはありがたい縁を感じました。あれから10年以上たって、以前は気づけなかった入江さんを見られたような気がしてうれしかったです。クセの強さは相変わらずでした(笑い)。撮影は大変でしたが、入江さんのおかげで楽しくやらせてもらいました」と振り返っている。

 ドラマは全6話で、8月からWOWOWプライム・WOWOW 4Kで放送される。第1話は無料放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。

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