マンガ大賞2022:大賞は「ダーウィン事変」 「アフタヌーン」の話題作 

「マンガ大賞2022」の大賞に選ばれた「ダーウィン事変」(画像はコミックス第1巻のカバー)
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「マンガ大賞2022」の大賞に選ばれた「ダーウィン事変」(画像はコミックス第1巻のカバー)

 マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2022」(実行委員会主催)が3月28日に発表され、「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中のうめざわしゅんさんのマンガ「ダーウィン事変」が大賞に選ばれた。

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 「ダーウィン事変」は、2020年から「月刊アフタヌーン」で連載中。半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーがテロ、炎上、差別といった“ヒト”が抱える問題に向き合うヒューマンドラマ。テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーだった……という展開。

 「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、審査に出版関係者が関与しないのが特徴。大賞に選ばれた作品は注目を集めて売り上げが一気に伸び、アニメ化や映画化などのメディア展開につながることもある。今回は2021年1月1日~12月31日にコミックスが出版され、通巻8巻以内のマンガ(過去の大賞は除く)が対象。

 過去の大賞は、末次由紀さんの「ちはやふる」や、羽海野チカさんの「3月のライオン」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」などで、昨年は山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」が受賞した。

 ◇「マンガ大賞2022」のノミネート作品(作品名50音順・敬称略)

 「海が走るエンドロール」たらちねジョン▽「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ▽「女の園の星」和山やま▽「自転車屋さんの高橋くん」松虫あられ▽「ダーウィン事変」うめざわ しゅん▽「ダンダダン」龍幸伸▽「チ。―地球の運動について―」魚豊▽「トリリオンゲーム」稲垣理一郎、池上遼一▽「ひらやすみ」真造圭伍▽「ルックバック」藤本タツキ

 ◇過去の大賞受賞作品(敬称略)

 「岳」石塚真一▽「ちはやふる」末次由紀▽「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘▽「海街diary」吉田秋生▽「乙嫁語り」森薫▽「かくかくしかじか」東村アキコ▽「ゴールデンカムイ」野田サトル▽「響~小説家になる方法~」柳本光晴▽「BEASTARS」板垣巴留▽「彼方のアストラ」篠原健太▽「ブルーピリオド」山口つばさ▽「葬送のフリーレン」山田鐘人、アベツカサ

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