歌手で俳優の星野源さんがホストを務める新音楽教養番組「星野源のおんがくこうろん」(NHK・Eテレ)の第4回「日本のスタンダード・ソングを作った天才ジャズピアニスト 中村八大」が、3月11日午後10時半から放送される。番組は、毎回1人の「歴史を変えた音楽家」にスポットを当てる全4回のシリーズ。星野さんは「この番組を通して、音楽や音楽家の面白さを知っていただき、どんどん皆さんの『好き』を増やしていってほしいと思います。この番組のタイトルにもある“こうろん”は、“好論”と“耕論”なのですから」と話した。
ウナギノボリ
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また、星野さんは「この番組の目的は、視聴者の皆さんの音楽の感受性を『田おこし』することにあります。音楽のことが詳しくない人や、これからいろいろな音楽を知っていく子供たちに、音楽の種を植えるきっかけとなる番組にしたい」と思いを吐露。「音楽って聴いているうちに守備範囲が狭くなっていってしまうものだと思うので、固まりそうな耳の土をほぐしてもらうきっかけにもなったらいいなと思います」と願っていた。
番組は、自身もさまざまな音楽に影響を受け、作詞、作曲、編曲、プロデュースを手掛ける星野さんが、音楽を解説することが大好きなパペットの「かいせついん」たちと、毎回1人の「歴史を変えた」音楽家にスポットを当て、楽しく音楽を学んでいく……という内容。番組内では、音楽家が制作した楽曲やたどってきた人生、当時の社会状況をひもとき、ミュージシャンによる実演VTRも交えて、現代の音楽に与えた影響や魅力も紹介する。
2月11日にスタートし、初回では、没後16年を迎えるヒップホップ界の伝説的プロデューサー、J・ディラ、第2回では、世界中で愛され続ける“アメリカ音楽”を作り上げてきた天才作曲家のジョージ・ガーシュウィン、第3回では、「アース・ウィンド&ファイアー」の大ヒット曲「September」や「Boogie Wonderland」を共作したソングライター、アリー・ウィリスを取り上げた。
シリーズ最後となる第4回では、「上を向いて歩こう」「明日があるさ」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」などの作曲家・中村八大を特集する。
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