乃木坂46星野みなみ:「本当にやりきりました」涙の卒業 芸能界引退後も「皆さんと一緒」

乃木坂46の星野みなみさんの卒業セレモニーの模様
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乃木坂46の星野みなみさんの卒業セレモニーの模様

 アイドルグループ「乃木坂46」の星野みなみさんが、2月12日に東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区)で開催された「卒業セレモニー」をもってグループを卒業した。2011年に乃木坂46の1期生としてデビューしてからの約10年のアイドル活動を締めくくった。芸能界引退を発表している星野さんは、途中何度も涙を流しながらメンバーやファンとの別れを惜しみ、「ライブが乃木坂46のお仕事で一番好きでした。最後がライブで良かったなって今日改めて思いました」とコメント。「10年間本当にありがとうございました」とあいさつした。

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 卒業セレモニーには新型コロナウイルス感染対策のもと、約5000人のファンが駆けつけ、有観客、オンライン配信形式で行われた。本人の意向をもとに組まれたセットリストで、星野さんが全て参加してアンコール含め全14曲が披露された。

 アンコールでは冒頭、星野さんが一人でステージに立ち、会場に詰めかけたファンに「上の方まで、いっぱい……。たくさんのパワーをありがとうございます」と感無量であいさつ。支えられたのはファンの言葉だったと明かし「選抜じゃなくなった時も、握手会で『どんな場所でも応援するよ』って伝えてくれて。本当に皆さんの言葉のパワーってすごいなって感じることができました。昔は自信がなかったけど、『可愛いよ、応援してるよ』ってたくさんの方が言ってくれたから、自信がついて、自分のことを好きになることができました」と感謝した。

 そして「乃木坂46の卒業と共に芸能界からも引退するので、皆さんとこうして会う機会がなかなかなくなってしまうのですが、今日一番好きなライブができて楽しかったです。これからは、乃木坂46を応援する側として、皆さんといられるんじゃないかなと思います。そういう形ではあるけど、(応援する側として)皆さんと一緒だと思うので、よろしくお願いいたします」と笑顔で語った。

 アンコール後、キャプテンの秋元真夏さんから最後のあいさつを促されると「変な感じ。もうこうしてやらないって思うと。でも、10年間すごく楽しかったし、本当にやりきりました。みなさんとこうして会えたことが本当に楽しかったし、たくさんパワーをくださる方ばかりで。10年間本当にありがとうございました!」と頭を下げた。

 星野さんは1998年2月6日生まれ、千葉県出身。2011年8月に乃木坂46の1期生としてデビュー。デビューシングル「ぐるぐるカーテン」では、生駒里奈さん、生田絵梨花さんと共にフロントメンバーを務めた。その後は、全28作品のシングル中、26作品で選抜入りするなど、グループの人気メンバーとして活躍。“妹キャラ”としてメンバー、ファンから愛された。

 ◇セットリスト

1:ぐるぐるカーテン▽2:指望遠鏡▽3:失いたくないから▽4:シャキイズム▽5:ロマンティックいか焼き▽6:A▽ I Loving?▽7:無口なライオン▽8:Threefold choice▽9:制服を脱いでサヨナラを…▽10:全部 夢のまま▽11:そんなバカな…▽12:おいでシャンプー▽アンコール1:初恋の人を今でも▽アンコール2:あらかじめ語られるロマンス

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