仮面ライダーセイバー:山口貴也&川津明日香が倫太郎&芽依の関係を“考察” 内藤秀一郎&青木瞭も納得?

「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」に出演する(左から)川津明日香さん、山口貴也さん、内藤秀一郎さん、青木瞭さん
1 / 4
「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」に出演する(左から)川津明日香さん、山口貴也さん、内藤秀一郎さん、青木瞭さん

 特撮ドラマ「仮面ライダーセイバー」のVシネクスト「仮面ライダーセイバー 深罪(シンザイ)の三重奏(トリオ)」(上堀内佳寿也監督)が、期間限定上映中だ。Vシネクストは、映画館での上映のほか、パッケージも展開する東映ビデオのレーベル。テレビシリーズの後日譚(たん)である今作は、飛羽真らが世界を救った8年後が描かれる。仮面ライダーセイバー/神山飛羽真役の内藤秀一郎さん、仮面ライダーブレイズ/新堂倫太郎役の山口貴也さん、仮面ライダーエスパーダ/富加宮賢人役の青木瞭さん、須藤芽依役の川津明日香さんに、「お互いの8年後」や作品の最後に流れる4人が出演するミュージックビデオ(MV)の撮影秘話、そしてファンが気になる倫太郎と芽依の関係について聞いた。

あなたにオススメ

 ◇主題歌のMV撮影の裏側では“アイデア争奪戦”

 --前回は8年後という設定に基づいた役作りやストーリーに関してお話を伺いました。今回は皆さんがそろって歌唱されている主題歌「Bittersweet」について聞かせてください。歌ってみていかがでしたか。

 青木さん:楽しかったよね。

 山口さん:テレビシリーズで歌っていた劇中歌などとは曲調が変わったしね。

 青木さん:ちょっとシックにはなりましたけど、みんなで楽しく歌わせてもらいましたし、何よりMV撮影が楽しかった。

 内藤さん:楽しかったけど難しかったね。

 川津さん:難しかった。

 青木さん:新しい試みという感じでしたね。急にアーティストみたいな感じで撮影されて。

 内藤さん:MVはあれぐらい自分の中に気持ちを持ってやった方が、よくできるんだなと思いました。曲調がなめらかだしセクシーだし、今まで歌ってきた歌とは違ったので、新しい気分にもなれました。それも含めて大人になれているなって思いましたね。

 山口さん:MVの撮影中に寄りのカットが各々あったのですが、だいたいみんな壁を向いたり少し遠くを見たりとか、アイデアの奪い合いで……。

 川津さん:早い者勝ちですね(笑い)。

 山口さん:それと僕はMVで衣装を着替えられました(笑い)。

 青木さん:倫太郎っぽいと思ったけど、(山口さん自身は)「なんで倫太郎はこれ?」って言っていた(笑い)。

 内藤さん:端から見たら、あれが倫太郎なんだよね。

 山口さん:(川津さんは)赤いドレスを着て、こちら(内藤さんと青木さん)はカッコいいセットアップを着ているんですよ。

 内藤さん:(倫太郎の)セットアップもカッコよかったよ。

 山口さん:どう?

 川津さん:えっ? この2人が正統派のスーツだったからというのはあるかも。

 山口さん:倫太郎だからできたことだと僕は思っています。

 青木さん:めちゃくちゃ良い味出ていたけどね。

 山口さん:ありがとうございます。全部、楽しい思い出です。

 ◇「セイバー」に残された“最後の謎” 倫太郎と芽依の行く末は?

 --皆さんの仲の良さは十分に伝わってきますし、劇中でもチームワークの良さが光っていますが、ファンが気になることが一つあるので、思い切って聞いてみようと思います。倫太郎と芽依はどういう関係で、今作の舞台である8年後はどうなっているのでしょうか。

 内藤さん:それね(笑い)。

 山口さん:倫太郎は少し頑固なところもあり、自分の中の正義で動いている人だと思うので、(芽依とは)ちょっと真逆だったりするじゃないですか。そこがかみ合わないところが2人の良さというか(笑い)。ゴールが見えないような、何か霧がかかっているようなイメージで進んでいるなって思いながらやっていました。

 川津さん:本編の時から「どうなるのだろう」というのはありましたし、演じさせていただいている私たちも、いろんな“大人の人”に「どうなんですか?」みたいなのは聞いていました(笑い)。

 8年の間、芽依の性格的にはいちずではあるけど自由人で、無意識にいろいろ好奇心があるみたいな感じですし、倫太郎はいちずで真面目な分、貫いている頑固さみたいなのがある。描かれていないけど、良いときもあったけど、いろいろあったのだろうなって。

 山口さん:そうそうそう! テレビシリーズの時も「どっちが好きだと思う?」とか結構2人で話していました。

 内藤さん:恋人だったの?

 山口さん:どうなんだろうね。

 青木さん:人のとらえ方によりけり、だよね。

 川津さん:そうだと思う。

 山口さん:たまに付き合っていると思っていたら「付き合っていない」という人いるでしょう。そんなようなことだと思う。

 川津さん:エピソードによっても全然違うよね。完全にカップルに見えるときもあるし、「ん!?」っていうときもある(笑い)。

 山口さん:こっちのつもりでやったけど、次の話を撮るときには逆とかも多かった。でもお互いの良いところはわかっているのかなとは思います。

 川津さん:難しかったね。

 山口さん:難しかった。

 青木さん:俺らからしたら、本編の最終話で続編とかがあったときは何かあるんだなと思っていたけど。

 山口さん:それは思ったよ。

 川津さん:Vシネの撮影があるのは知っていたけど、内容はまったく知らなかったし、誰にフォーカスが当たるのかわかりませんでした。8年後というのは意外でしたけど、(倫太郎と芽依については)ちょっと描かれているというか。“匂わせ”じゃないですけど、いろいろあったんだなっていうのを読み取れると思います。

 ◇

 「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」は、テレビシリーズ最終話から8年後が舞台。剣士たちをめぐり奇妙な出来事が起き始め、聖剣の持ち主たちが次々と消えていってしまう。事件を究明するため行動を起こした倫太郎(山口さん)の前に現れたのは、仮面ライダーファルシオン アメイジングセイレーン。変身を解いた篠崎真二郎(橋本さとしさん)は、倫太郎の父だと名乗る。一方、賢人(青木さん)も、さらに飛羽真(内藤さん)もファルシオンから襲撃され、最大にして最後の苦難が待ち受ける……というストーリー。

 1月28日から期間限定で上映され、5月11日にブルーレイディスク(BD)、DVDが発売される。

(取材・文・撮影:遠藤政樹)


写真を見る全 4 枚

アニメ 最新記事