昨年3月に死去した志村けんさんの半生を、俳優の山田裕貴さん主演でドラマ化した「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系)が12月27日に放送される。本作で「ザ・ドリフターズ」の一員だった故・いかりや長介さんを演じた遠藤憲一さんは、「コントに関しては、厳しさを持っていた方だと思うので、演じる上でそこは意識しました」と役作りについて語った。
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ドラマでは、志村さんが「ザ・ドリフターズ」に携わるようになった高校卒業間際の1968年から、メンバーの一員となり、過酷なスケジュールで過ごした1990年代までを描く。コントのネタ会議やメンバーとの友情も明かされるほか、「8時だヨ!全員集合」(TBS系)や「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)の一場面など、コントシーンも登場する。
遠藤さんは「高木ブーさんとお会いしたとき、『長さん怖かったからね』とおっしゃっていて」と明かし、「この作品に入ってから、コントを緻密に作り上げていったのはいかりやさんだということも知りましたし、何年も毎週、中心になって作り上げていくのは大変なことだっただろうなとも感じて、改めて驚きました」とコメント。
「自分はどちらかというとリーダーシップをとるようなタイプではないのですが、仕事に対する姿勢の厳しさは意識したり、みんなを引っ張っていくように心がけました。なんとなくちょうどいい空気感ができていったように思います」と撮影を振り返った。
また、「初日の撮影が、『ドリフ大爆笑』オープニングシーンで、みんなで歌いながら、スクールメイツの方たちと一緒に歌うんですが、一生に一度の経験だなと思ってやっていました(笑い)。そこからもうタイムスリップしてしまって……初日の撮影がすごく強烈な思い出ですね」とエピソードを披露。
「撮影は曲の頭から終わりまで行ったのですが、歌っているところは一部分だけ使うのかと思っていたら、フルで使っているんですよね。作品全体も監督が『あっという間で、全然飽きないんだよ』とおっしゃっていたので、一視聴者としても楽しみにしてます」と期待を寄せた。
「志村けんとドリフの大爆笑物語」は12月27日午後9時~同11時3分に放送。
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