青天を衝け:20世紀も「こんばんは」 家康「さて、新世紀だ」に沸く 惇忠兄ぃは静かに去る…

大河ドラマ「青天を衝け」第39回場面カット (C)NHK
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大河ドラマ「青天を衝け」第39回場面カット (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第39回「栄一と戦争」が12月12日に放送され、時代は20世紀に突入した。同回では、徳川家康(北大路欣也さん)がオープニングタイトルバック後に登場。「こんばんは。さて、新世紀だ」と視聴者に呼びかけ、「キターー、北大路家康様」「20世紀になっても家康さんがこんばんは」「新世紀より家康です」「家康くん、出てきてうれしい」などとSNSが沸いた。

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 また栄一(吉沢さん)のいとこの惇忠(田辺誠一さん)が、慶喜(草なぎ剛さん)と対面。「長く生きて国に尽くされ言葉もない。残され生き続けることがどれほど苦であったことか。私はねぎらう立場にないが尊いことと感服している」との言葉を慶喜から掛けられた後、20世紀の訪れと共に静かにこの世を去った。

 「あにいいいいいいいいいいい」「にいちゃん退場かーい」「惇忠兄ぃお疲れ様でした」「惇忠…ナレ死…」といった声が上がったほか、「兄ぃは、OP前にナレ死してるのに、20世紀に家康さま!」といった感想もあった。

 第39回では、栄一は、ホワイトハウスでルーズベルト大統領と会談。日本の軍事面のみが注目され、経済への評価がまだまだ低いことを痛感する。やがて、日露戦争が勃発。財界の代表として戦争への協力を求められた栄一は、公債購入を呼びかける演説をするが、その直後に倒れてしまう。

 栄一の見舞いに訪れた慶喜は、“生きてくれたら、自分のことは何でも話す”と、涙ながらに語りかける。栄一たちは、慶喜の功績を後世に伝えようと、伝記の編纂(へんさん)を始める……という展開だった。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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