矢方美紀:乳がん公表から「まだ3年」 治療後のモットーも明かす 阪神・原口文仁選手とがん検診啓発イベントに

「ちゃやまちキャンサーフォーラムオンライン2021」に登壇した矢方美紀さん(右)と原口文仁選手
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「ちゃやまちキャンサーフォーラムオンライン2021」に登壇した矢方美紀さん(右)と原口文仁選手

 アイドルグループ「SKE48」元メンバーの矢方美紀さんが12月11日、大阪市内で開催されたがん検診啓発イベント「ちゃやまちキャンサーフォーラムオンライン2021」に登壇。2018年4月に乳がんを公表した矢方さんは「3年もたったと思いますが、まだ3年しかたっていないと思うこともあります」と語っていた。

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 矢方さんは、SKE48卒業後の2018年、25歳の時に乳がんにより、左乳房全摘出・リンパ節切除の手術を受けた。その後、2020年には声優デビュー、2021年4月にはデビューシングルをリリースした。
 
 矢方さんは、故・小林麻央さんのニュースを見たことをきっかけに、セルフチェックをしたところ、胸にしこりがあることを発見。闘病当時を「最初は自分が何を治療しているのか分からないこともあり、やっていく過程で『この後、放射線治療をしなければいけないだ』って、いっぱいいっぱいになっていることが多かった」と振り返っていた。

 治療後は「自分から行動する」ことをモットーにしているといい、「(人から)『フットワーク軽いね』と言われるんですけど、元々軽い方じゃなくて。会えるときに会わないと。(人に会えなかった)コロナという期間が悔しいと思ったんですけど、悔しい思いを取り戻せない方もたくさんいるので。自分からアクションするということを学びました」と語っていた。

 同フォーラムには、2019年1月に大腸がんを公表した、プロ野球・阪神タイガースの原口文仁選手も登壇。医師らと対談した原口選手は「3年たって、早いようで長いような気がします。年数がたつごとに忘れていってしまうものがあると思いますので、口に出して残せることは、この先つらいこと、苦しいことがあっても戻れる原点だと思います。発信していくことは、自分にとっても大切なことではないかと思いました」と感想を語っていた。

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