ウィル・スミスさんが主演を務めたNetflixのオリジナル実写作品「ブライト」(デヴィッド・エアー監督)のスピンオフアニメ「ブライト:サムライソウル」が10月12日にNetflixで配信されたことを記念し、主人公で隻眼の浪人・イゾウの声優を務める野村萬斎さんの長男で狂言師の野村裕基さん、ライデン役の平川大輔さん、ソーニャ役の若山詩音さん、イシグロキョウヘイ監督の対談がYouTubeで公開された。「最強と思うキャラクター」「この作品を漢字一文字で表す」といったテーマで野村さんら4人が作品への思いを語った。野村さんは、同作で声優に初挑戦したことも話題になっている。
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「最強と思うキャラクター」について、野村さんは「MIYAVIさんが演じたコウケツでしょうか」とコメント。イシグロ監督も「芝居の中でも、底知れぬ怖さみたいなものを表現してくれたので、強さは出ていましたね」と続けた。平川さんは「(イゾウが用心棒をしている楼閣の)楼主でしょうか。アクの強さが最強です(笑い)」と笑いを誘い、若山さんは「ソーニャ。可愛さは最強だと思います!」と自身が演じた役への思いを話した。
「この作品を漢字一文字で表す」というトークテーマでは、若山さんは「イゾウもライデンもソーニャも頼り頼られ成長していく」ということから「頼」、平川さんは「種族も年齢も違う3人が、ひょんなことから出会ったけれど、会うべくして会った3人がほかにもいろいろな縁にまみれてお話を繰り広げていく」ということから「縁」と表現。
野村さんは「3人の主要なキャラクターだけでなく、老若男女いろいろなキャラクターが出てくる。どこかしら共通点があって実はみんなつながっているんだというところが、この映像を通じてわかるのではないかと思った」と話し、「共」で作品を表した。
イシグロ監督は「侍の忠義とはなんぞやというのが作品のテーマ。その答えというのを僕と脚本の横手美智子さんが出しているので、作品を見て確かめてほしい」といい、「忠」の文字を選んだ。
「ブライト」は、2017年12月にNetflixで配信された。人間とさまざまな種族が共存するロサンゼルスを舞台に、人間のウォードと怪物(オーク)のジャコビーの警官コンビが、謎の少女と魔法のつえのマジック・ワンドと出会ったことで、地球の運命を左右する大事件に巻き込まれていく……というストーリー。
「ブライト:サムライソウル」は、幕末から明治の日本が舞台。隻眼の浪人・イゾウ、怪物(オーク)のライデンが、エルフの少女・ソーニャをエルフの国に送り届けるため、東海道を旅する姿が描かれる。イシグロさんが監督を務め、「SHIROBAKO」などの横手さんが脚本、「カラフル」などの山形厚史さんがキャラクターデザインを担当する。「進撃の巨人 The Final Season」のキャラクターモデルなどを担当したアレクトが制作する。
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