人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズ、映画「シン・ゴジラ」などの庵野秀明さんが、監督、脚本を務める特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「シン・仮面ライダー」(2023年3月公開)にシリーズ第1作「仮面ライダー」の怪人の一人、蜘蛛(くも)男が登場することが9月30日、分かった。同日、国立新美術館(東京都港区)で行われた「シン・仮面ライダー」と庵野秀明監督の創作活動の秘密に迫る展覧会「庵野秀明展」の合同会見「『シン・仮面ライダー対庵野秀明展』合同記者会見」でお披露目された新映像で、蜘蛛(くも)男の登場が明らかになった。
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会見では、映像2種が公開。「プロモーション映像A」は、1971年4月~1973年2月に放送されたシリーズ第1作「仮面ライダー」の第1話のオープニングをもとに制作されたといい、サイクロン号に乗る仮面ライダーや蜘蛛男が登場した。
会見に登場した庵野監督は、「仮面ライダーアギト」「仮面ライダーオーズ」などで怪人のデザインを担当した出渕裕さん、「エヴァンゲリオン」シリーズなどに参加している前田真宏さんが怪人、仮面ライダーのデザインを担当したと明かした。「エヴァンゲリオン」シリーズのメカニックデザインを担当する山下いくとさんもデザイナーとして参加する。登場する怪人について聞かれると、「蜘蛛は出ますね。映像にも映っていました。あとは内緒です。バッタと蜘蛛が出ます」と話した。
「シン・仮面ライダー」は、「仮面ライダー」シリーズの生誕50周年企画として製作。1971年4月~1973年2月に放送されたシリーズ第1作「仮面ライダー」をベースにした作品となるという。庵野さんが実写映画の監督を務めるのは、総監督を務めた「シン・ゴジラ」(2016年)以来となる。会見では、俳優の池松壮亮さんが仮面ライダーに変身する主人公・本郷猛を演じ、女優の浜辺美波さんが、ヒロイン・緑川ルリ子を演じることも発表された。
「庵野秀明展」は、「庵野秀明をつくったもの 庵野秀明がつくったもの そして、これからつくるもの」をテーマに庵野さんがアニメーター時代に参加した過去作、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る。原点となったアニメ、特撮の原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、脚本、設定、イメージスケッチ、コンテ、レイアウトなどを展示する。国立新美術館で10月1日~12月19日開催。開館時間は午前10時~午後6時。
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