乃木坂46岩本蓮加:「時には厳しさも必要」 “変化”するグループで受け継ぎたいもの

乃木坂46の岩本蓮加さん
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乃木坂46の岩本蓮加さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の28枚目のシングル「君に叱られた」(9月22日発売)で選抜入りした3期生の岩本蓮加さん。先日9月4日、グループ加入5周年を迎えたばかりだが、そんな岩本さんに5年前とのグループの“変化”を聞くと、「今は和やかな雰囲気が多いが、時には厳しさも必要」と話す。刻々と“変化”していくグループの中でも「受け継ぎたいもの」として「先輩と後輩の関係性」を挙げる岩本さんに話を聞いた。

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 ◇4作連続の選抜入り 「期待感じている」

 新シングル「君に叱られた」は、4期生の賀喜遥香さんがセンター。現在グループの“最若手”メンバーの4期生が、選抜全21人中7人を占めるなど、新風を感じさせる体制で送る。また、グループ史上最多となるデビューから28作連続の選抜入りを果たした1期生の高山一実さんの“卒業シングル”にもなっている。

 4作連続の選抜入りとなった岩本さんは、「ファンやスタッフさんが期待してくださっているのを感じているので頑張りたいですし、その機会をいただけてすごくうれしかったです」と話す。

 楽曲については「(センターの)かっきー(賀喜さん)っぽいなって。楽しい曲だなって思います。ダンスはテンポが激しくて難しいのですが、歌番組で披露するたびに楽しくなってきました。ライブでも盛り上がるんだろうな」と声を弾ませる。

 また、今回の振りは、メンバーの表情を見られる機会が多いといい、「普段パフォーマンスでメンバーの表情を近くで見る機会はあまりないので、それも楽しいなって思います!」と笑顔を見せた。

 映画祭が舞台となっているミュージックビデオ(MV)では、周囲のスタッフに指示する照明係を演じているが、「ベテラン感が出るように意識しました」と笑う。「普段、大人の人に向かって指示したり、強めに話すことはないので、新鮮でした」とちゃめっ気たっぷりに撮影を振り返った。

 ◇先輩としての意識 「受け継ぎたいもの」

 今シングルの活動をもって卒業する高山さんについて聞くと、「『れんたん』って呼んでくださる唯一の先輩」と話す。「加入した当時からずっと可愛がってくださって。ここ最近もポジションが近かったので、よく『またれんたんの近くだ』と話しかけてくれました。今回のパフォーマンスは高山さんの笑顔がすごいステキで、一つ一つ全部目に焼き付けたいと思って一緒にパフォーマンスしています」とほほえんだ。

 高山さんをはじめ相次ぐ1、2期生の先輩メンバーの卒業、後輩となる4期生の存在や、現在開催中のオーディションで今後加入してくる新メンバーなど刻々と“変化”していく乃木坂46。現在全39人のメンバーのうち、3、4期生だけで27人を占める。

 グループ加入当時が12歳で、今もまだ17歳と“若手”の部類に入る岩本さんだが、“先輩”としての意識は「4期生が入ったときからずっと持っています」と言う。「3期生はずっと後輩のイメージが強かったのですが、3期生がそのままだと、4期生がどうしたらたらいいのか分からないので、私たちが1、2期生に感じていたように『3期がしっかり先輩をやらないとな』というのはよく3期で話し合っていました」。

 「私たちが入ってきた時はもっと先輩がたくさんいて。今は全体的にグループの雰囲気が和やかな感じですが、当時は先輩の方から注意を受けたこともありました。生駒(里奈)さんだったり、(桜井)玲香さんからいっぱいアドバイスをもらっていましたし、今とは全然違う雰囲気で。当時の先輩方の偉大さを感じています」

 「今の雰囲気もすごく乃木坂46らしい」とも話す岩本さん。「仲の良さは保ちつつ、でも、仲が良くても先輩と後輩の関係性はすごく大事だと思うので、私たちが先輩方にしていただいたようなことを後輩たちにも伝えていきたいですね」と力を込める。

 「私は自分から声をかけることはあまりないのですが、4期生が悩んでいるように見える時は、相談に乗ってあげます」と話す17歳の背中がとても頼もしく見えた。

 <プロフィル>

 いわもと・れんか 2004年2月2日生まれ、東京都出身。愛称は「れんたん」。2016年9月4日、乃木坂46の3期生としてデビュー。3期生の中では最年少メンバー。2022年公開の映画「世の中にたえて桜のなかりせば」(三宅伸行監督)で映画初主演を務める。

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