バンダイナムコグループが、人気アニメ「ガンダム」シリーズの新たな実物大立像「RX-93ffνガンダム」を2022年春、福岡の三井ショッピングパーク ららぽーと福岡で公開されることが話題になっている。ガンダムの実物大立像は2009年夏、東京・臨海副都心に全高約18メートルのRX78-2ガンダムが設置されたことに始まり、これまでユニコーンガンダム、動く実物大ガンダムなどが設置されてきた。実物大ガンダムのこれまでを振り返る。
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実物大ガンダムは2009年夏、「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として臨海副都心エリア・潮風公園に登場。イベントは52日間で約415万人を動員し、大きな話題を呼んだ。その後、「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」にビーム・サーベルを右手にした姿で登場。2012年春に臨海副都心エリアに復活し、2017年3月まで展示された。
2017年9月には、東京・台場のダイバーシティ東京でアニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」のユニコーンガンダムの実物大立像がお披露目された。ユニコーンモードからデストロイモードへの変形を再現するなどのギミックも話題になり、現在も観光スポットとして人気を集めている。
2020年12月には、横浜・山下ふ頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」に高さ約18メートルの動く実物大ガンダムが登場した。実物大ガンダムを動かすプロジェクトは、2014年に「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」として始動。腕や脚が可動し、歩行しているかのような動き、両腕を上げるポーズ、腰を少しかがめ、少し上を向く発進ポーズなどのアクションを実現し、話題になった。
今年5月には、「機動戦士ガンダムSEED」のフリーダムガンダムの実物大立像が、中国・上海の三井ショッピングパークららぽーと上海金橋前でお披露目され、海外初の実物大ガンダムが誕生した。
新たな実物大立像は、劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場したRX-93νガンダムをベースにした新機体RX-93ffνガンダム。富野由悠季監督が監修し、トリコロールのマーキングが施され、新設定のロングレンジ・フィン・ファンネルを備える。ららぽーと福岡では、「ガンダム」の世界を体感できる新スポット「ガンダムパーク福岡」もオープン予定。“ガンダム複合空間”を目指すという。
9月15日に配信された「第2回 ガンダムカンファレンス」で、バンダイナムコエンターテインメントの藤原孝史CGO(チーフガンダムオフィサー)は、新たな実物大立像について「νガンダムならではのギミックもある」と話しており、期待が高まる。
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