人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)の音楽スタッフのトークイベントが7月16日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。音響演出の笠松広司さんは「『閃光のハサウェイ』の場合、一番の命題がモビルスーツ、ビーム・ライフルだと思うので、最初に立ちはだかった壁ですね。ベースのたたき台となるパレットをおよそ1年弱、延々と作っていました。順番は、104(ペーネロペー)、105(Ξガンダム)の順で、ゼロスタートにならないように時間をかけて作りました。一番時間がかかりましたね」と明かした。
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アニメを手がけたサンライズの小形尚弘プロデューサーは「今までの『ガンダム』の中で一番いい状態でダビングできてよかったですね。色がついていない中で、笠松さんにバランスをとってもらって……。村瀬さんはわざと間を取っている部分を、笠松さんの演出でハサウェイの心情の重さを表現しているので、笠松さんがキャラクターの見えてない部分まで音を拾ってくれたのでよかった」とコメント。
笠松さんは「平場のシーンはだいぶ細かい音をつけました。一般的にフォーリーという、絵を見ながら人が歩いたり飲んだり食べたり、イヤリングの音など、画に合わせて音をはめることをしていましたが、『閃光のハサウェイ』に関しては細かく演出できた。『閃光のハサウェイ』が特別かというとそうではないけども、その中でも細かくできたと思ってます」と話した。
音楽を担当した澤野弘之さんは劇伴に“歌”を使うことがある。澤野さんは「歌声はほかの楽器とは違う音色を持っているので、使います。『進撃の巨人』とかもそうですね」と語った。
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