人気特撮ドラマ「仮面ライダー」で本郷猛/仮面ライダー1号を演じた俳優の藤岡弘、さんが7月19日、東京都内で行われたイベント「KAMEN RIDER FILM ARCHIVE SPECIAL NIGHT」に、一文字隼人/仮面ライダー2号役の佐々木剛さん、 風見志郎/仮面ライダーV3役の宮内洋さんと登壇。往年の“レジェンドライダー”3人が一堂に会し、それぞれの変身ポーズを生披露した。
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イベントは「仮面ライダー1号」から「仮面ライダーBLACK」までの劇場版8作品を収録した「仮面ライダー THE MOVIE 1972-1988 4K リマスターBOX(4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc 4枚組)」(2万円、税抜き)が11月10日に発売されるのを記念して開催された。
当時の仮面ライダーブームについて、藤岡さんは「当時はブームになると想像せず、子供たちに影響を与えるとはびっくり」とコメント。一方、佐々木さんは「変身ブームやお菓子のカードにもなりましたね。別の作品で女子学生に騒がれていたので、最初は知らなくて……」と回顧。さらに、佐々木さんが「1号(藤岡さん)がバイクで事故に遭い、他に2本のドラマが入っていたが、事務所から受けるよう勧められ、恩を返せました。ケガをしてくれて、ありがとう!」とジョーク交じりに藤岡さんに語りかけ、藤岡さんが「本当に感謝しています」と改めてお礼の言葉を伝える一幕もあった。
藤岡さんが「当時、撮影は命がけでした。CGがない時代でしたが、みんなでやり遂げました。何も不自由ない今を考えると、スタッフやキャストたちの思いがあふれていたと思います」と振り返ると、宮内さんは爆発シーンが多かったことを明かして「火薬が大好きです!」と公言して笑いを誘った。さらに「当時の特撮に関する道具はトランポリンだけ。バク転とかもやりましたし、ヘリコプターから落ちなくて良かった」と過酷だった撮影の思い出を告白。また、藤岡さんは「スタントマンやショッカーなどが本当のヒーロー。彼たちなしでは仮面ライダーはあり得ません。影の功労者たちです」と、裏方への感謝を語っていた。
終盤には各ライダーによるお馴染みの“変身ポーズ”を生披露。藤岡さんは「生みの親である石ノ森章太郎先生、スタッフ、俳優たちのおかげで50年を迎えることができました。世界や未来の子供たちへ向けて、仮面ライダーが続くことを祈っています」と話していた。
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