古川雄大:“ミュージカル界の貴公子”が明かす、映像作品への思い 「女の戦争」で連ドラ初主演

連続ドラマ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」で主演を務める俳優の古川雄大さん(C)テレビ東京
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連続ドラマ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」で主演を務める俳優の古川雄大さん(C)テレビ東京

 華麗でハイスペックな御曹司バチェラー・鳴戸哲也を巡る、7人の女性たちのバトルを描く愛憎サスペンスドラマ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」(テレビ東京系、土曜午後11時25分)。鳴戸哲也を演じるのは、“ミュージカル界の貴公子”とも呼ばれる古川雄大さんだ。劇中では女性同士の熾烈(しれつ)なバトルが繰り広げられるが、古川さんは「撮影現場ではバチバチもなく(笑い)、全体が仲良い感じで、常に楽しい空気がまとっていました」と明かす。今作でテレビドラマ初主演を果たした古川さんに、ドラマの見どころや映像作品への思いを聞いた。

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 ◇ハイスペックなバチェラー役 声のトーンまで大切に

 巨大ホテルグループの御曹司・鳴戸哲也は、人気恋愛バラエティー番組「ゲット・ザ・バチェラー」に花嫁を探すため出演。多数の応募者から選ばれた7人の女性たちが、デートや数々のバトルでしのぎを削った。しかし3カ月後、結婚式場となるはずだったホテルの庭園で、新郎姿の哲也の死体が見つかる。哲也が最後に選んだのは誰だったのか、そして哲也を殺したのは誰なのか……という内容。バチェラーを奪い合う女性役で、葵わかなさん、トリンドル玲奈さん、寺本莉緒さん、尾碕真花(おさき・いちか)さん、北原里英さん、成海璃子さん、真飛聖さんが出演する。

 今作への出演が決まり、「ものすごくうれしかった」と笑顔を見せた古川さん。「連ドラに主演するという夢がかなった喜びと、すごく面白い作品に出合えた喜びと。すごく温かく熱量があるすてきなチームだったので、すべてにおいて幸せな出会いでした」と振り返る。

 古川さん演じる哲也は、資産3000億円の巨大ホテルチェーン鳴戸グループの御曹司。父の事業を引き継ぐことを期待され、父に逆らわず素直に育ってきた。優しくて、爽やかなスポーツマンだ。

 ハイスペックなバチェラーという役どころに「……頑張ろうって思いました(笑い)」と話した古川さん。プライベートでは、恋愛リアリティー番組をよく見ている。「出演者が裸になって、いろいろな姿が見えてくる」部分に面白さを感じるという。

 哲也の気持ちの動きや、立ち居振る舞いを意識したほか、声も大事にしたといい、「(自身は)普段はわりと低いトーンなんですが、みんなでいるときの声と、二人きりになったときの声、過去の恋愛を話すときの声。使い分けじゃないですけど、そういう部分を意識しました」と明かす。

 そんな古川さんが考える今作の見どころは女性陣。「女性陣がハートを射止めるために、見えを張って、着飾って登場してきて。暴露タイムによって(裏の顔が)暴かれ、複雑に発展していきながら。そのバトルが大きな見どころ」と力を込める。

 ◇舞台と映像、両方頑張れたら 「エール」の活躍も話題に

 昨年は、窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で、音(二階堂ふみさん)の歌の先生(ミュージックティーチャー)である御手洗清太郎(みたらい・きよたろう)を演じ、注目を集めた古川さん。「濃いキャラクターで、すごく話題になってくれて。本当にありがたいです」と感謝の思いを明かす。

 ほかにも、俳優の玉木宏さん主演の連続ドラマ「極主夫道」(読売テレビ・日本テレビ系)や、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(田中亮監督)などに出演。今作でテレビドラマ初主演と、映像での活躍も続いている。

 「映像でどんどんやっていきたいなという思いも増しましたし、この前舞台に出演させていただいて、改めて舞台ってすてきな場所だなと思ったので、両方頑張れたらという思いは変わらずあります」と思いを明かす古川さん。

 憧れるのは、映像、舞台の両方で活躍する市村正親さんだ。「僕はまわりから『わりとストイックだね』と言われるんですけど、市村さんほどストイックな方は見たことがないんです。映像作品もやられながら、舞台もやられて。その背中を間近で見させていただいたので、憧れがあります」と話す。「女の戦争」はもちろん、これからも映像作品、舞台で活躍する古川さんに注目だ。

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