士郎正宗さんのマンガ「攻殻機動隊」が原作の新作アニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」が、劇場版として再構成され、2021年に公開されることが7月8日、分かった。2021年4月からNetflixで配信されているシーズン1に新たなシーンを加え、再構成する。キャラクターデザインを手がけるイリヤ・クブシノブさんが描き下ろした劇場版のティザービジュアルも公開され、主人公・草薙素子が電脳空間で笑みを見せた。
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同作は、「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズの神山健治さんと、「アップルシード」の荒牧伸志さんが監督を務めた。神山さんは「今まで自分の作品の総集編は必ず自分で編集してきたが、今回初めて総集編を別のクリエーターに委ねてみた。他者の視点からSAC_2045がどう見えているのか知りたかったからだ。すでにシーズン1を視聴している人にも、別の解釈が見えてくるかもしれない。公開が待ち遠しい」とコメントを寄せている。
荒牧さんは「昨年、シーズン1の配信が始まり、現在神山監督とシーズン2を鋭意制作中の荒牧です。このたび、シーズン1を劇場総集編として公開していただける運びとなり、喜んでおります。一体あのストーリーがどういう総集編になるのか? 私も実はまだ知りません(笑い)。楽しみにしてください。私も楽しみです!」とメッセージを送った。
「攻殻機動隊」は、近未来の電脳化社会を舞台に、架空の公安組織の活躍を描いたマンガで、1989年から展開されている人気シリーズ。押井守監督が手がけた劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」のほか、「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズ、「攻殻機動隊 ARISE」シリーズなどが制作されてきた。スカーレット・ヨハンソンさん主演で実写化した2017年公開のハリウッド映画版も話題になった。
「攻殻機動隊 SAC_2045」は、「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズの神山さんと「アップルシード」の荒牧さんが監督を務め、プロダクションI.GとSOLA DIGITAL ARTSが制作。シーズン1は全12話。シーズン2の制作が発表されている。
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