俳優の佐藤健さんが7月3日、京都府内で開催された、主演映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(大友啓史監督)の舞台あいさつに登壇。本作は京都をはじめ、関西の33カ所で撮影。関西での舞台あいさつは初めてで、物語の舞台となった京都に凱旋(がいせん)した佐藤さんは「京都は『るろうに剣心』始まりの場所で、僕らにとって第2の故郷。ここに来ることができて、幸せに思います」とあいさつし、会場を沸かせた。
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舞台には大友監督も登壇。佐藤さんは涼やかな着物姿で、「しっくりきます。昔は和服に多少おじけづくようなところもありましたが、『るろうに剣心』のおかげで、逆に落ち着きます」とにっこり。
シリーズは、第1作目から京都で撮影されており、佐藤さんは「当時は香川(照之)さん、蒼井優さん、青木崇高さんの4人でしょっちゅう、京都の街をうろつき、ご飯を食べて、飲みに行きました」と当時を回顧。しかし、今作では「全くスタッフの方とご飯を食べに行く余裕がなかったです。パート1がなぜあんなに遊べていたのか、今考えると不明なんです」と明かすと、大友監督は「今回そういう思い出ないよね」とうなずいていた。
「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた和月伸宏さんの人気マンガ。1994~99年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化された。実写映画は、これまでに「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」の3作が公開された。
最終章は「The Final」「The Beginning」の2部作連続公開で、剣心(佐藤さん)の“十字傷の謎”に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、志々雄真実を操っていた“雪代縁(新田真剣佑さん)との戦いを描く。
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