機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:澤野弘之、音響演出・笠松広司が語る音のこだわり 歴史を崩さず現代的に 大人のガンダムを

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の音楽スタッフのトークイベントの様子(C)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の音楽スタッフのトークイベントの様子(C)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)の音楽スタッフによるトークイベントが6月17日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催され、音響演出を担当した笠松広司さん、音楽を担当した澤野弘之さん、アニメを手がけたサンライズの小形尚弘プロデューサーが登場した。小形プロデューサーは「企画当初から『音』にこだわりたいと思っていた」といい、笠松さんは「40年の歴史がある作品なので、いかにその歴史を崩さず、いかに現代っぽくするか、というところでとても苦労しました。音は変わっているとはいえ、ファーストガンダムの面影が残っているといいな、と思って作っていましたね」と話した。

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 澤野さんは「機動戦士ガンダムUC」「機動戦士ガンダムNT」の音楽も手がけており「今回は大人のガンダムというところで、多くの楽曲はメロディを抑えて、メインテーマにメロディーが強いものをという思いで作っていきました」と語った。

 澤野さんは、アニメのダンスシーンについて「音楽を作った際にそこまでのエフェクトはかけていなかったので、ダビングならではだなと思いました。そのシーンからモビルスーツが起動していくのが面白かったですね」とコメント。笠松さんは「どうやってつなげようかと思っていて、澤野さんの曲をかなりいじっちゃったので、怒られたらどうしようと思ってました(笑い)」と明かし、澤野さんは「映像とのシンクロがとても気持ちよかったので、とてもよかったです。これは本当に楽しく有意義なダビングだったのでとてもよかったですね、怒るわけないです(笑い)」と話した。

 「閃光のハサウェイ」は、1989~90年に富野由悠季監督が発表した小説が原作。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイが、新型モビルスーツ・Ξガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。全3部作。6月11日に公開され、初日の興行収入が1億9000万円を突破するなどヒットしている。

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