テレビアニメ「七つの大罪」の最終章「七つの大罪 憤怒の審判」がテレビ東京系で毎週水曜午後5時55分、BSテレ東で毎週水曜深夜0時半に放送されている。原作は「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~20年に連載された鈴木央(なかば)さんの人気マンガ。2014年にスタートしたテレビアニメ第1期から主人公・メリオダスを演じてきた梶裕貴さんは「約7年という時間を共に歩むことができて、本当に幸せでした」と語る。最終回の放送を前に梶さんに作品、キャラクターへの思いを聞いた。
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現代におけるファンタジーマンガの王道であり、後世に語り継がれ、愛され続けるべき作品だと思っています。鈴木央先生の生み出された世界、キャラクターには、愛があふれている。さまざまな“違い”がハードルとなって登場しますが、その度に愛の力で乗り越えていきます。大切な何かを思い出させてくれる、心温まる物語だと感じています。
こちらも愛ですね。メリオダスであれば、エリザベスへの愛。そして、<七つの大罪>への愛。ゼルドリスであれば、ゲルダへの愛。もちろん恋愛という側面だけではなく、仲間、親友、家族など……いろいろな愛を軸に演じさせていただきました。
-ー演じる中で変化は?
アフレコが始まった当時は、メリオダスはまだ謎だらけの存在でした。なので、キャラクターの真実や物語の全貌が見えてきた、という意味では、次第に……より繊細に、役に寄り添ったお芝居ができていったのではないかと思います。何より、約7年という時間を共に歩むことができて、本当に幸せでした。
-ー声優陣のチームワークは?
今はコロナ禍における感染症対策により、全員そろってのアフレコはなかなか難しい状況ではありますが……それでも一緒に過ごしてきた期間が長かったからか、この現場でのテンション感や空気感は維持しながら収録できているような気がします。ただ……やはり、皆そろってまたにぎやかにアフレコしたい思いはありますね。寂しいです。
メリオダスとゼルドリス、重要なキャラクターを二人同時に演じさせていただけたことですね。今までにない挑戦でした。物語において深い関わりのある人物だからこそ、同じ役者が演じる意味というものをしっかりと感じていただけるように、大切に演じさせていただきました。
今まで緻密に張り巡らされてきた伏線が一気に回収され、それぞれのキャラクターたちのドラマが大団円を迎えるところですね。個人的には、メリオダスとエリザベスの愛の形がどのように収まるのか、そこに尽きます。そのために3000年闘ってきたので。
-ー最後にファンにメッセージをお願いします。
感慨深さと共に……長く付き合ってきた作品、役だからこそ、寂しい気持ちもあります。「七つの大罪」との出会いに感謝の気持ちを込めて、最後の最後まで、大切に演じさせていただきます。ぜひ見守ってください。
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