桜田ひより:ラブストーリーに苦手意識「圧倒的経験不足です」 “同い年”小坂菜緒の活躍「本当に刺激に」

連続ドラマ「春の呪い」に出演する桜田ひよりさん
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連続ドラマ「春の呪い」に出演する桜田ひよりさん

 今年4月に新設されたテレビ東京のドラマ枠「サタドラ」(土曜午後11時25分)で5月22日にスタートした「春の呪い」。「このマンガがすごい!2017」のオンナ編で第2位になった、小西明日翔さんの同名マンガ(一迅社)が原作の“情念と衝撃のラブストーリー”で、主人公の亡き妹を演じているのが女優の桜田ひよりさんだ。この春に高校を卒業したばかりの18歳ながら、出演作は多数。以前より、演技力を高く評価されてきた。一方で、ラブストーリーのイメージは希薄で、本人も「苦手意識があります」と明かす。そんな桜田さんに話を聞いた。

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 ◇恋愛ものってほとんどやってきたことがなくて…

 「春の呪い」は、最愛の妹を亡くし、悲しみに暮れる主人公と、そんな主人公に交際を申し込む妹の婚約者、そして、この世を去ってから恐怖の幻影として姿を現す妹。3人の複雑な思いが渦巻く奇妙な三角関係の行方が描かれる。高橋ひかるさんが、妹の春をただ一人の家族だと思い、溺愛していた主人公の立花夏美、工藤阿須加さんが、容姿端麗のエリート銀行マンで、夏美の妹・春の婚約者だった財閥系の御曹司・柊冬吾を演じ、桜田さんは、病気で他界してしまった夏美の妹・立花春役で出演している。

 演じる春は、桜田さんによると「絵に描いたような女の子らしい女の子」。「夢見がちで、ちょっと不思議な感じもある。おっとりとした仕草や、自分が思う“女の子”のイメージをそのまま具現化したいと演じましたし、(夏美)お姉ちゃんの想像の中では、ホラーっぽさを出せたら」と明かす。

 第1話の最後で春は亡くなるが、思い出の中などで、工藤さんと桜田さんによる仲むつまじい男女を描いたデートシーンも登場する。ラブストーリーに対して「自分は苦手意識があるのかなと思いました」と桜田さんは話す。

 理由は「圧倒的経験不足」といい、「このお仕事で、恋愛ものってほとんどやってきたことがなくて。あったとしても片思い止まりだったり……。恋する女の子を、自分の中でもっと研究しなくてはいけないなって思いました」と語る。

 一方で、実生活では兄のいる妹という桜田さんは、「お兄ちゃんに対して失礼なのかもしれないのですが、前からお姉ちゃんがほしくて(笑い)。姉妹で洋服を共有したりするのが憧れでしたし、今回、お姉ちゃんの服を借りたりするシーンもあるので、作品で実現できてうれかったです」と笑顔を見せた。

 なお、兄と桜田さんの関係は「一緒にゲームしたり、ディズニーランドにいったり。友達にはできないような相談もするし、仲はいい方だと思います」とのことだった。

 ◇高校を卒業して大人としての自覚が一気に強くなった

 この春に高校を卒業した桜田さんは、「以前は学生という肩書に安心して、少し甘えている部分もあったのですが、高校を卒業して社会人になり、大人としての自覚が一気に強くなった気がします」と心境の変化を告白する。

 女優業以外に目を向ければ、専属モデルを務める女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)5月号(4月1日発売)で単独表紙を飾った。

 撮影では「緊張しました」という桜田さんだが、「他のメンバーと一緒に表紙を飾るのとは違って、雑誌を背負っている感じがより強かったのですが、周囲の反応も良くてうれしかったです」と笑顔をのぞかせる。

 Seventeenモデルで同い年の「日向坂46」の小坂菜緒さんとは大の仲良し。「本当に仲がいいんですけど、(小坂さんが)忙しすぎて、なかなか会えないんですよ。でも雑誌のアンケートで相思相愛だったので、うれしかったですし、写真集も買おうと思っています」と話す。

 桜田さんから見た小坂さんは、「大人っぽくて、この仕事に対して誇りを持っている女の子」。「会う度に、お仕事が楽しいって話しています、純粋に心から楽しんでいる姿は本当に刺激になるので、テレビに出ている姿を見る度に私も頑張ろうって気持ちになります」と語っていた。

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