人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の舞台あいさつが4月11日、庵野総監督、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、庵野総監督や鶴巻和哉監督、前田真宏監督、碇シンジ役の緒方恵美さんらが登場した。庵野総監督を約4年にわたって密着した「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」が、NHK総合で3月22日に放送されたことも話題になっているが、庵野総監督は「僕は見てない。僕が映っているものは見ない。イヤだから」と明かした。鶴巻監督も「見ていない。5年後に見させてください」とコメント。一方、前田監督は番組を見たといい「よくできている」と話した。
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庵野総監督は「4年間だけど、4年べったりいるわけではないし、もっとこれを録(と)っていれば……というところもあった。バーチャルカメラの時も最終日に来ていない。最後がいいのに。もっといい時があったのに」と語った。番組で庵野総監督が「プロフェッショナル」という言葉が「嫌い」と明かしたことも話題になっており、「最初に断った理由ですし」と話した。
「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編。3月8日に466館で公開され、興行収入が70億円、観客動員数が460万人を突破するなど大ヒットしている。庵野総監督が、一般に向けた「エヴァンゲリオン」シリーズのイベントに登場するのは、約26年の歴史で初めてとなった。
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