中川大志:2年半ぶり再会の“母”矢田亜希子から成長ほめられ照れ笑い 石井杏奈は「私の中でヒーローになる作品」

映画「砕け散るところを見せてあげる」の公開記念舞台あいさつに登場した中川大志さん
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映画「砕け散るところを見せてあげる」の公開記念舞台あいさつに登場した中川大志さん

 俳優の中川大志さんが4月10日、東京都内で行われた女優の石井杏奈さんとダブル主演を務める映画「砕け散るところを見せてあげる」(SABU監督)の公開記念舞台あいさつに、自身が演じた清澄の母役を務めた矢田亜希子さんらと登場。約2年半前の撮影時以来、久々の再会だという矢田さんは、「面影はあるんですけど、本当に立派な男性になられて。『なんかあったの!』みたいな。私としても、母(役)としても、すごくびっくり。こんなに成長するんだなって……」と中川さんの成長ぶりに驚き、「母として、感慨深い」と“母”の顔でしみじみ。中川さんは「2年半ですからね。うれしいです」と照れ笑いで応えていた。

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 中川さんは、撮影当時を振り返って「2年半……二十歳になったばかりのときに撮っていたので『ニキビできている感じもわけーなー』と(笑い)」と苦笑い。「でも、そういうのも含めて、あの瞬間の、あのときにしかない表情や感じていることがいっぱいあったんだろうな、と。それを残していただいてよかったです」と感謝の思いも明かしていた。

 同作は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、当初は2020年5月8日に公開予定だったが約1年延期になっていた。中川さんは「撮影から今日ここに来るまで、2年半かかりました。僕たちの仕事は、やっぱり見てもらって完成する仕事で、僕はいつもお客さんの顔を想像しながらものを作っています。一個の作品をこうして届けられることを、改めて奇跡だなと、大げさじゃなく感じています」と胸中を吐露。ダブル主演を務めた石井さんは「この作品は、きっとこれからの人生で、私の中でヒーローになる作品だと思う。同じように、みなさんの中でもヒーローのような作品になることを願っています」と思いを語った。

 映画は、竹宮ゆゆこさんの同名小説が原作。どこにでもいる普通の高校3年生の清澄(中川さん)は、“学年一嫌われ者”と呼ばれて孤立していた1年生の玻璃(石井さん)をいじめの手から救い出そうとする。次第に清澄は玻璃の愛らしさと心の美しさに気づき、玻璃は清澄に感謝と憧れの思いを抱き、2人は心の距離を縮めていく。しかし、玻璃には誰にも言えない秘密があり、玻璃を守り抜こうとする清澄にも恐るべき危険が迫る……というストーリー。

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