藤原竜也&柄本明:お互いの印象は? 共演舞台「てにあまる」 WOWOWで4月18日に放送

舞台「てにあまる」で共演した藤原竜也さん(左)と柄本明さん=WOWOW提供
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舞台「てにあまる」で共演した藤原竜也さん(左)と柄本明さん=WOWOW提供

 俳優の藤原竜也さんが主演、柄本明さんが出演、演出も務めた舞台「てにあまる」が、WOWOWライブで4月18日午後3時から放送される。放送を前に、舞台を終えたばかりの藤原さん、柄本さんへのインタビューが公開された。2人はお互いの印象や台本の印象などを語っている。

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 --お互いの印象をお聞かせください。

 柄本さん:(舞台での共演は)これで2度目です。演出は初めてですけど。

 藤原さん:(柄本さんはけいこ場を)面白そうに見ていましたよ。演出して視界を広くして自分も出るというのは僕もやったことないし、大変なことやっているなと思いながら柄本さんのことを見ていました。楽しかったです。

 --けいこ場の雰囲気は。

 藤原さん:柄本さんの演出は的確にというか、自分が芝居的にはしってしまったり勢いづいてしまった時にうまく修正してくれますし、難しい台本だったので柄本さんが僕ら役者を救ってくれた感じです。この難しい本に対して、俳優という立場で僕らを導いてくれたのはうれしかったです。

 柄本さん:難しい本でした。(藤原さんを指して)この人で救われましたよ。この人じゃないとダメだったね。とにかくスピードがある。藤原竜也という人を見ていて思うのは、「あ、藤原竜也なんだな」ということがものすごく刻まれます。

 --本作は松井周さんの書き下ろしですが、台本を最初に読んだ時の感想を教えてください。

 柄本さん:松井さんとは初めてで何度も話したし、うちのけいこ場にも来てもらい芝居も見にきてもらいました。僕はいつもそうなのですが、人が書いているものだから分からないですよ。それは、松井さんの本でなくても。それと、スマートフォンが芝居に出てくるところとかは世代を感じたかな。

 --お気に入りのシーンとセリフをお願いします。

 藤原さん:僕が最後に柄本さんにスマートフォンを渡すとき、心の中で「今日も一日終わりました」と言っていました。そこですね。

 柄本さん:まだまだ僕なんかセリフが言えていない感じだから、たまに何回かやっていて自分が思わなかった声に出会うとうれしいですね。

 舞台は、2011年に岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・松井周さんの書き下ろしによるサスペンス。柄本さん演じる孤独な老人と、藤原さん演じるベンチャー企業の経営者の奇妙な同居生活とそこで繰り広げられる心理戦を描いた。今作が舞台初出演となる佐久間由衣さんや、高杉真宙さんらも出演した。

 WOWOWライブで4月18日午後3時から放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。

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