第44回日本アカデミー賞:最優秀作品賞は草なぎ剛主演の「ミッドナイトスワン」 トランスジェンダー役も話題 「一歩ずつ進むと良いことある」

最優秀作品賞に選ばれた「ミッドナイトスワン」主演の草なぎ剛さん(C)日本アカデミー賞協会
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最優秀作品賞に選ばれた「ミッドナイトスワン」主演の草なぎ剛さん(C)日本アカデミー賞協会

 日本映画の祭典「第44回日本アカデミー賞」授賞式が3月19日、東京都内で開催され、草なぎ剛さんが主演を務める映画「ミッドナイトスワン」が最優秀作品賞に選ばれた。草なぎさんは同作で、最優秀主演男優賞も受賞している。

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 「ミッドナイトスワン」は、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で配信されたドラマ「全裸監督」などで知られる内田監督のオリジナル脚本。トランスジェンダーの凪沙が、親から愛を注がれることなく生きてきた少女、一果を預かる……という展開で、切ない疑似母子”のラブストーリーを描く。草なぎさんがトランスジェンダーの凪沙を演じ、話題になった。

 感想を求められた草なぎさんは、「マジか!? っていう感じですね。奇跡って起きるんだなって思って」と語り、「諦めたりしないで一歩ずつ。たまには振り返ることは誰しもあると思うんですけど、そこから少しでも進むと良いことあるなと思って。この映画を愛していただいて、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べていた。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2019年12月16日~2020年12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんとシム・ウンギョンさんが司会を務める。

 ◇優秀作品賞は次の通り(敬称略)

 「浅田家!」▽「男はつらいよ お帰り 寅さん」▽「罪の声」▽「ミッドナイトスワン」▽「Fukushima 50」

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