第44回日本アカデミー賞:最優秀助演女優賞は「浅田家!」の黒木華 「二宮さんのおかげ」

最優秀助演女優賞に選ばれた黒木華さん(C)日本アカデミー賞協会
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最優秀助演女優賞に選ばれた黒木華さん(C)日本アカデミー賞協会

 日本映画の祭典「第44回日本アカデミー賞」授賞式が3月19日、東京都内で開催され、映画「浅田家!」の黒木華さんが最優秀助演女優賞に選ばれた。

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 「浅田家!」は浅田政志さんの写真集「浅田家」(赤々舎)と、東日本大震災の津波で泥だらけになってしまったアルバムや写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動をする人々を約2年間にわたって撮影した写真集「アルバムのチカラ」(同)が原案。4人家族の次男として育ち、幼いころから写真を撮ることが好きだった浅田政志を主人公に、家族の「愛の絆」「過去と今」を、実話を基にオリジナル要素を加えて描いた。

 黒木さんは「二宮(和也)さんのおかげだなと思っています」と感謝し、「ちょっと周りがピリピリした空気の中で、映画を見に行くようになれてすごく私は救われました。改めて映画のありがたみ、大事さに気づきました」と語っていた。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2019年12月16日~2020年12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんとシム・ウンギョンさんが司会を務める。

 ◇優秀助演女優賞は次の通り(敬称略) 

 江口のりこ「事故物件 恐い間取り」▽黒木華「浅田家!」▽後藤久美子「男はつらいよ お帰り 寅さん」▽桃井かおり「一度も撃ってません」▽安田成美「Fukushima 50」

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