来週のおちょやん:第15週「うちは幸せになんで」 しつこく千代につきまとうテルヲ もう長くは… 思わず涙も

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第15週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第15週の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、3月15日から第15週「うちは幸せになんで」に入る。

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 鶴亀家庭劇の公演が成功し、劇団員たちの結束が強くなっていく中、千代(杉咲さん)の父テルヲ(トータス松本さん)が突然、ボロボロの姿で芝居茶屋「岡安」に現れる。テルヲは千代にこれまでのことをすべて謝りたいと言うが、千代はそれを冷たく拒絶。それでも、テルヲは千代と一平(成田凌さん)の家に押しかけ、しつこく千代につきまとう。

 そんなとき、テルヲは急な腹痛に苦しむ宗助(名倉潤さん)を路上で助け、病院に運び込む。シズ(篠原涼子さん)はテルヲにお礼を述べるが、これ以上千代を苦しめないために道頓堀から出て行ってほしいと頼む。しかし、シズはテルヲが病で命がもう長くはないことを知ってしまう。

 テルヲは千代の家だけでなく、一座のけいこ場にも現れ、場違いな振る舞いをして、千代を困らせる。しかし、テルヲは、鶴亀株式会社の社長の鶴蔵(中村鴈治郎さん)や千之助(星田英利さん)と会って話をする中で、千代がこれまで役者としてどのように生きてきたかを何も知らなかったことに気づく。そして、千之助から、千代は共演相手の魅力を引き出せる、いい役者だということを言われて、思わず涙がこぼれてしまう。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる。

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