俳優の吉沢亮さん主演の2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第1回「栄一、目覚める」(2月14日放送)の総合視聴率が26.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録したことが2月24日、明らかになった。また録画しておいた番組を7日内(168時間内)に見たタイムシフト視聴の指標となるタイムシフト視聴率は7.5%だった。
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タイムシフト視聴率は、録画しておいた番組を7日内(168時間内)に見たタイムシフト視聴の指標、総合視聴率はリアルタイム視聴とタイムシフト視聴のいずれかでの視聴を示す指標のこと。重複視聴分は除かれる。なおドラマの初回のリアルタイム(平均)視聴率は20.0%を記録していた。
大河ドラマの初回総合視聴率としては、前作「麒麟(きりん)がくる」の25.3%(リアルタイム19.1%、タイムシフト7.0%)、2019年の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の20.3%(リアルタイム15.5%、タイムシフト7.0%)、2018年の「西郷(せご)どん」の21.9%(リアルタイム15.4%、タイムシフト7.6%)、2017年の「おんな城主 直虎」の22.1%(リアルタイム16.9%、タイムシフト5.8%)を上回った。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
第1回は、武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(吉沢さん、子供時代は小林優仁君)。人一倍おしゃべりの強情っぱりで、いつも大人を困らせていた。ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(高良健吾さん、子供時代は石澤柊斗さん)らと忍び込もうとたくらむ。
一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人さん)の息子、七郎麻呂(後の徳川慶喜、草なぎ剛さん、子供時代は笠松基生さん)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいた……という展開だった。
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