連続ドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系、土曜午後10時)で主演を務めた女優の柴咲コウさんが、このほどクランクアップを迎えた。スタッフから柴咲さんが演じた望美のイメージカラーでもある黄色の花束が手渡されると、柴咲さんは「皆さん、お疲れ様でした。今年は、情勢的にもちゃんと撮影できるのだろうかと不安な部分がありましたが、こうして無事に終えることができて、ほっとしました」と心境を明かした。
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ドラマは、遊川和彦さんの脚本で、「○○妻」のほか「家政婦のミタ」「同期のサクラ」の制作チームによるオリジナル最新作。10歳だった1995年に不慮の事故で長い眠りにつき、2020年に25年ぶりに目覚めた“35歳の少女”望美の成長を描いた物語だ。
柴咲さんは「遊川さんの作品ということで、常にいらだっている人や不満を持っている人、キリキリするような人も作品に出てきましたが、そんな中で、希望を捨てず、まっすぐで無邪気な望美を演じることができて、すごく幸せでした」と感想を披露。
「途中8話でガラッと、望美の性格が変わってしまい、何か腹に抱えながらお芝居しているマナちゃん、お父さん、お母さんの大変さや苦労を身にしみて感じました。マナちゃんは特に、ずっと怒り続けていたので、大変だっただろうなと思いました。お母さんが悲しい結末でしたけれども、無事に家族が良い方向に進み、良かったです」と振り返った。
また、「美術セットが本当に素晴らしく、見えないところまですごく凝っているので、いつも感動していました。カメラマンさんは、真心で見つめてくださっていたので、うそ偽りなくお芝居ができたと思います」と話し、「見守ってくださってありがとうございました。スタッフの皆さんにも出会えて良かったです。またぜひよろしくお願い致します」とコメント。最後は「さよなら~!」と元気よく締めくくった。最終回は12日午後10時から放送。
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