内田理央:東海テレビ新春エリアドラマで主演 ふるさと・飛騨古川を訪れるリポーターに

新春エリアドラマ「いってきます!~岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語~」のポスタービジュアル=東海テレビ提供
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新春エリアドラマ「いってきます!~岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語~」のポスタービジュアル=東海テレビ提供

 女優の内田理央さんが、東海テレビで2021年1月1日に放送される新春エリアドラマいってきます!〜岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語〜」で主演を務めることが12月2日、明らかになった。岐阜県飛騨市の古川を舞台としたドラマで、内田さんは「夢をつかむまで帰らない」と心に決めたが、仕事のためにふるさとの飛騨古川を訪れる、情報番組のリポーター・池澤真理を演じる。

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 ドラマは、今年1月2日に同局で放送されたエリアドラマ「おかえり〜とこわかの町・伊勢〜」などを手がけたいとう菜のはさんが脚本を担当。新型コロナウイルスの感染拡大で、活動自粛や移動制限のため、思うように「ふるさと」との行き来すらできなくなった世の中で、「心のふるさと」を見つめ直す作品を目指して制作された。

 2020年秋、情報番組のリポーター・池澤真理は、約10年ぶりに岐阜県飛騨市、古川の町に帰って来た。地元の酒蔵で働く父・征爾に「女優として東京で成功する」といって飛び出したが、実際に演じたのはエキストラばかり。番組プロデューサーから「コロナで中止になった『古川祭』の屋台が動いている映像を撮影すること」ができればドラマに出演できると言われた真理は、屋台の保存委員長の征爾に相談するが、これを拒まれる。征爾は真理に、世の中には成功することよりも、もっと大切なことがあるということを伝えようとするが……というストーリー。

 宇梶剛士さんが征爾を演じるほか、ユージさんが番組ディレクター兼カメラマンの小宮健介を演じる。そのほかに冨田佳輔さん、岡田優さん、お笑いコンビ「テツandトモ」のテツさんとトモさんも出演する。

 ドラマは東海ローカルで2021年1月1日午後0時55分から放送。 

 ◇内田理央さんのコメント

 ――飛騨古川で印象に残ったものは。

 初日がコイのいる瀬戸川での撮影だったんですが、景色に驚きました。大きなイチョウの木と鯉、そして白壁が並んで、飛騨古川ならではの街並みを目にしてすごく感動しました。

 ――ドラマの見どころは。

 このコロナ禍の期間で、大変な思いをしている人たちがいっぱいいると思うんですが、前を向いて生きていかなくてはいけないという意味で、この台本を読んですごく頑張ろうという気持ちをもらいました。近くにいる人を改めて大切にしながらみんなでもう一回、頑張るっていう気持ちは大切だなと思いました。

 (余談)

 お弁当がとてもおいしかったです。おいしすぎて、びっくりしています。お水がおいしいからですかね、みんな、お弁当がおいしすぎるねと話題になりました。

 ◇宇梶剛士さんのコメント

 ――飛騨古川で印象に残ったものは。

 やはり、屋台の彫刻ですよね。いいですよね。古川には屋台が、9台あるんですが、撮影に使用した青龍台は豪華な黒塗りに金箔の外御所車なんです。まだ、からくり人形が動いているのを見てないので、それを見るのがすごく楽しみです。

 ――ドラマの見どころは。

 「そんなズルして、近道して飛び道具で、自分の人生を何とかしようとするものじゃない」というせりふがあるんですよね。今、人類はITが進んで何でもより早く手に入れる時代ですよね。もちろんこれは、人類の英知なのですが、(光の当たる)便利なところばかり見て、不便な影の部分を見ることを忘れていると思うんです。例えば、携帯(スマホ)は薄くて軽い方がいいと思いますが、これを人間に置き換えると、薄っぺらで軽いのはダメなんです。携帯には心がないですが、人間には心がありますから。携帯を手放せない、自分たちが作ったものに支配されている。

 人間は、あっという間には育ちませんよね。1年365日過ごした歩みの中で、人間は成長していくんですが、IT化はとうにその速度を超えてしまっているんですよね。仕方のないことですが、人間もデジタル化してしまっていると思います。心あるからこそ、人間なんです。「屋台は俺たちの心意気」だという心を込めたものがあるということは、古いことだとではなく、人間の原点だと。こうやって成長していくんだと、そういうことを大切に抱くことで背筋が伸びたり、強くなれると思います。初めから強い人はいないです。

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